ECWCS GEN3 LEVEL7とは…
拡張式寒冷地被服システム第3世代の最終レイヤーである。
アルファインダストリーズのをゲット♪
中綿のプリマロフトは軽くて凄く暖かい…暑いくらいですよ。
ただし、αのは、胸にワッペンを張り付ける仕様にはなっていません!
さて、ECWCS(エクワックス)なんだが…
米陸軍主導で開発したExtended Cold Weather Clothing Systemの略称で
アウトドアウエアに着想を得た拡張式寒冷地被服システムのこと。
第1世代から第3世代まで世代が分かれ、gen3は第3世代。
LEVEL 1 身体にもっとも近いベースレイヤー
化繊の吸汗速乾生地を採用、汗をかいても体をドライに保つ
LEVEL 2 保温性を高めるセカンドレイヤー
氷点下になる環境で着用推奨
保温性が高いだけでなく、通気性や吸汗性にも優れる
ポーラーテック社パワーグリッド採用
LEVEL 3 万能で耐久性に優れるフリース
擦り切れやすい袖が補強されていたりワッペンベースが備わる
LEVEL 4 薄くて軽いウインドシェル
気温が氷点下を下回らない比較的暖かい気候の際に着用推奨
LEVEL 5 快適性に優れるソフトシェル
第二世代までアウターはゴアテックスのハードシェルのみ、
2007年第三世代では撥水加工を施したソフトシェルが登場
悪天候時以外の寒冷下で、こちらの着用推奨
LEVEL 6 ゴアテックス採用ハードシェル
最初期のモデルはマーモット社のレインシェルが原型
LEVEL 7 高い防寒性の最終レイヤー
第三世代で登場したプリマロフトを採用するアウターウエア
レベル1、2、3、5と重ねて着用することで-46°Cまで対応可能
ワイルドシングス社の最初期のレベル7モデルの
品質表示ラベルにスマイルマークがプリントされていたので
ハッピースーツと呼ばれるようになる
また、これとは別に、特殊部隊用PCUがある。
ECWCSは世代交代が遅く、特殊部隊からは防寒性能が不十分だとして不満の声があった。
そこで、2002年、特殊部隊を統括する特殊作戦軍(SOCOM)の主導により特殊部隊向けに開発
Protective Combat Uniform、通称PCUが誕生する。
レイヤリングに関する考えはECWCSと共通だが
素材に最新のものを 採用し短期間で世代を交替させることにより
最新のアウトドアウエア並のスペックを持ち…
多くのモデルがパタゴニア社で開発・製造されている。
LEVEL 3:ALPHA JACKET
パタゴニアのポーラーテックアルファを内封したインサレーションジャケット
表面は撥水性のあるリップストップナイロン素材採用
LEVEL 5:COLD FUSION JACKET
ソフトシェルジャケット。圧着縫製を多用しており軽量。
撥水加工を施した生地は防風・通気・ストレッチ性に優れている。
LEVEL 7:MONSTER PARKA
プリマロフトを多量に詰め込み、極めて高い保温性を発揮
バックパックなどを背負ったまま着られるように開発されているため
自ずとビッグシルエットになる…
このモンスターパーカーが、PCUのシンボル的存在かもw