
トルコの学校は9月からが新学期です。6月18日から始まった長い長い夏休みもようやく終わり9月18日から新しい学年の始まりです。ただ今年は新一年生は学校に慣れるため、親と離れることに慣れるため、大きい学年の子供たちを怖がらないようになどの理由で9月11日から学校へ行っているようです。日本のように桜咲く四月にぴっかぴかのランドセルを背負って晴れ晴れしい入学式!と言う光景とは全く違う、何だか閑散とした学校です。

姪っ子ビルテンも今年は2年生。今までは公立の学校へ行っていましたが、今度は私立の学校へかわることになりました。トルコでは小学校でも留年があるそうなのですが、ビルテンのクラスは総数20人もいないのに3人もが留年すると言うかわいそうな結果に。どうやら問題は担任の先生に。色々あったようです。何しろ1年間で算数の教科書を開いたのはたったの3回!時間割はなくいつも子供たちに「何がいい?」と聞いてから授業を始めたそうです。1年生の子供にですよ。しょっちゅう子供たちの耳を引っ張ったり叩いたりとか、宿題はものすごく出すのに一切チェックしないとかとか…。

まあ、そんなわけで私立の学校へ転入です。学校を変わるといっても本人はケロッとしています。友達と別れるのは悲しくないんでしょうか?…感じていないようです。今までは2部制だったので(トルコの学校は校舎が狭いせいか児童数が多いせいか場所によっては同じ学年でも午前組、午後組の2部制をとっています)ビルテンは朝8時に学校へ行って12時過ぎには帰ってきていましたが、これからは9時から16時まで終日授業になり給食もあるそうです。

途中転入を認めていないことが建前の学校のようですが、そこはトルコ方式、一緒に転入する子供の父親の知り合いがいるというコネでOKになったそうです。そして年間の授業料もその友達と二人分姉妹割引だそうです。それでも安くはない授業料に全て新調した制服、教科書など物入りな義妹一家の9月です。
学校から帰ってきても家の中で過ごすことの多かったビルテン、新しい学校で友達がいっぱいできるといいなあ。

公立の学校の制服。色がこの色であればデザインは様々なものを選べます。襟も取り替えられます。1年前、まだ歯が抜けていたビルテンです。
因みに授業料は年間で5.400YTL(約43万円)昼食費込み、送迎バス代別途月額70YTL(約5,600円)。夏冬制服一式125YTL(約1万円)。その他に教科書代、毎月の購読の雑誌代などがかかるそうです。
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