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イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

BRUKSEL LAHANASI(ブリュクセルラハナ=芽キャベツ)

2007-02-10 07:12:08 | 料理


トルコのパザルの冬の顔の一つ、BRUKSEL LAHANASI。ブリュクセルとはベルギーの首都ブリュッセルのトルコ語です。どうしてブリュッセル?とずっと不思議に思っていたのですがその謎が解けたので今日は芽キャベツの話題。

この芽キャベツ、起源は西ヨーロッパだそうで200年ほど前に初めてベルギーで食用に栽培が始まったそうです。だからブリュッセル!因みに英語ではbrussels sprouts。


びっしり実ったブリュクセルラハナ。写真は「サカタのタネ」HPから拝借しました。

アブラナ科の一種で長く太い茎にたくさんつきます。1株から50個も60個も獲れるそうで写真を見てびっくり。キャベツよりも暑さに弱いため、収穫のピークは12~1月、効用としては血液を清浄にし、胸焼け、吐き気、食欲不振、疲労回復、利尿、高血圧、肝臓病などにもよいとされているそうです。ビタミンCもレモンの1.5倍も含まれ芽キャベツを6個も食べれば一日に摂取必要なビタミンCは摂取できてしまうのだとか。

日本では外食の時にしか食べたことはなかったし、トルコに来てからもまだ数回しか料理したことがありません。今回はちょうどクルバンバイラム(犠牲祭)に頂いた羊肉もあったのでHurriyet新聞のインターネット版で見つけたMercimekli Brüksel Lahanası(メルジメッキ豆入りブリュクセルラハナ)と言うレシピを試してみました。

       
     緑メルジメッキ豆とクルバンバイラムに頂いた肉。



《作り方》

ブリュクセルラハナ500g
緑メルジメッキ豆250g
羊肉150g
玉ねぎ2個
マーガリン40g
サルチャ(トマトペースト)大さじ3
熱湯1カップ


①ブリュクセルラハナの芯の部分を切り外側の葉を落とす。
②緑メルジメッキ豆を10分ほどお湯に浸しておく。
③みじん切りにした玉ねぎをマーガリンで炒め、肉も加えて水分がなくなるまで炒める。
④熱湯で溶いたサルチャを加える。
⑤最後にブリュクセルラハナとメルジメッキを加え、塩を入れて柔らかくなるまで煮る。


水分がなくなってしまいましたが美味しかった。Afiyet olsun!


※私はこの通りに作ったのですが、水気をすぐに吸ってしまうのでメルジメッキはお湯につけるだけではなく、茹でておいた方が良いと思いました。





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AYVA TATLISI(アイヴァタトゥルス=花梨のデザート)

2007-01-31 22:30:41 | 料理


この美しい黄色い果物の写真を改めて見て、私はAyva(花梨)だと知っているのになぜか梶井基次郎「檸檬」を思い出してしまいました。今でも書店「丸善」のレジにレモンをそっと置いていく隠れ梶井基次郎ファンがいるという話を聞いたことがありますが、東京駅丸の内口にオープンした巨大丸善でもそんなことをする人はいるのかしらと、本好き、日本の本屋恋しい私です。



いつか「トルコ子育て生活」のmikiさんがAyvaのことを「どこが美味しいのかわからない」とおっしゃっていたような気がするのですが、mikiさん!なんて言ってたっけ?まさに私にとってもAyvaの感想はそれ!香りはとっても甘いのです、でも食べてみると口中の水分が全部吸い取られてしまうようなすっぱいような渋いような…そんな味。でも義妹夫婦はこれが大好きで二人でガシガシ食べています。見ているだけで口につばがわいてきます。上の花梨リンクによると「固いので生食には適さない」と書いてありますが、生で食べてる義妹夫婦って…。



夫も食べないくせに年に一度か二度「買おうか」と言うので買います。そして食べないでジャムへ変身するのが我が家のAyvaの運命でした。今年はTATLIを作ってみようかなと思い立ち、トルコ料理の本やインターネットを調べ、それぞれの一番簡単、一番いいところを拝借して作ってみたのがこのTATLIです。
またもやむっちゃ適当なレシピなので忘れないうちに書いておこうと思いました。



《作り方》
アイヴァ4個 
リンゴ1個
種無し干しぶどうチャイバルダク1杯
シナモン
砂糖、水

①アイヴァの皮をむいて二つに割り、芯の部分をきれいにする。
②鍋にアイヴァを並べひたひたの水をいれ、芯をくり抜いたところに砂糖を大匙一杯ずつ入れて柔らかくなるまで煮る。
③煮ている間にレンデ(おろし器)でリンゴをすりおろし、レーズンと一緒に炒める。砂糖大匙一杯とシナモンで味付けをする。 
④②のアイヴァを芯の部分を上にしてオーブン皿に並べその窪みへ③を詰め200度で15分程焼く。

私はこのままの甘さで充分でしたが、夫は「全然甘くない」とトルコ人らしい感想を言ってくれたのでクレムシャンティ(ホィップクリーム)をかけてみました。でも本当は生クリームかお菓子屋さんで売っているカイマクという乳脂肪で食べるとよいと思います。

アイヴァを煮た汁は美味しいのでそのまま飲めます。喉の痛みにいいそうです。


※トルコのレシピによるときれいなロゼワイン色を出す為に食紅を使ったりしています。でもアンネ(義母)はアイヴァを煮る時に芯の部分と一緒に煮ればきれいな色が出ると言うし、私も以前ジャムを作った時は何もしなくてもきれいなロゼ色になったのです。でも今回はこんな色になってしまいました。食紅を使わないできれいな色を出すコツをご存知の方、教えてください!





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KEREVIZ(ケレヴィズ=セロリ)

2007-01-24 16:46:50 | 料理

KEREVIZ1キロ分(1YTLでした)。

セロリはお好きですか?私は大好きです。日本にいた時は、サラダやスープに入れてポリポリ頂いていました。トルコではセロリの根っこを食べます。そのせいか日本で食される茎の部分はへなへなで食べるほどの太さがありません。最初にトルコでKEREVIZ(セロリ)を買った時、日本では茎の部分を食べると話したらびっくりされたことを覚えています。

 かわいいチビKEREVIZ。

トルコでもセロリの茎の部分は、大きなマーケットの高級野菜コーナーでもやし!やカット野菜と並んで売られています。

根の部分もやはり茎の部分と同じような香りがし、煮込むと甘くてほくほくとしていてトルコの冬の味、一時このKEREVIZにはまって週に一度は食べていましたが、最近は少し飽きてしまっていたところ、「トルコ子育て生活」のmikiさんが、トルコで初めて買ったKEREVIZのことを相変わらずユニークなメニューで紹介していらっしゃたのを見て、久しぶりに食べたくなってしまいました。私のKEREVIZは義妹から教えてもらった普通のトルコ料理です。


KEREVIZ以外の材料、玉ねぎとトマトは細かく、その他は食べやすい大きさに切ります。トマトが高いので1個だけ。

最近、オレンジの絞り汁を入れるようになったのですが、こうすると味が柔らかくなってセロリの香りも緩和され、より食べやすくなるような気がします。
作り方は「むっちゃ適当」「トルコ~スパイシーライフ」のyokocan21さん語)です。


皮をむいたKEREVIZ。

〈作り方〉
①野菜を切っておく。
②KEREVIZの葉っぱの柔らかそうなところをつんで洗う。
③玉ねぎを油で色が変わるまで炒めサルチャ〈トマトペースト)を加えて香りがたつまで炒める。
④そこへトマトと葉っぱ以外の野菜を加えて少し炒める。
⑤かぶるくらいの水、オレンジの汁、塩を加え、最後にトマトとKEREVIZの葉っぱを入れて柔らかくなるまで中火で煮込む。



 Afiyet olsun!





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1YTL分下さい。

2007-01-13 21:19:48 | 料理


トルコで食品を買う時は何でもキロ単位、パザルでは1キロ、半キロで買わざるを得ませんが、マーケットでは自分で欲しいだけ1個からでも買うことができます。欲しいだけの野菜類をナイロン袋に詰めて売り場の真ん中に設けられた計量所で計って値札をつけてもらったり、秤とレジが一体化しているところでは袋詰めしたものをそのままレジに乗せれば自動的に値段がわかる仕組みのところもあります。

トルコの朝食に欠かせないオリーブや白チーズ、我が家ではそれ程減らないので「200g下さい」と言うことも。夫にはこれが恥ずかしいらしいのです。少量を買う時は必ず私に買わせます。たまにお店の人も「そんなに少しでいいの?」と言ったり「え?」と聞きなおしたりする人もいますが大量に買って悪くなるよりは、少しずつ頻繁に買ったほうが飽きないし、色々な味を試すこともできます。

 LORチーズ。

いつも近所のチーズ屋さんでLOR(ロル)と言う種類の柔らかい白チーズがとても美味しいので時々「1YTL分下さい」と言って買います。夫も大好きなチーズなのですがすぐに味が変わるので我が家には1度で1YTLも買えば充分。でもこれが夫にはできない、先日近くへ行くというので買うのを頼んだのですが結局仕事場の近くの知り合いのバッカル(雑貨屋、何でも屋)で買って来てくれました。

で、このバッカルで買ったLORが臭いのです!腐った匂いではないのですが動物臭くて口にできませんでした。仕方がないので私のトルコ料理のバイブル「TULAYのトルコ料理」で白チーズを使ったメニューを探して「BEYAZ PEYNIR BISKUVI(ベヤズ ペイニル ビスキュヴィ)」と言うものを作ってみました。なかなか濃厚な味ですが、匂いも気にならなくなりチャイと一緒におやつに美味しく頂きました。

(作り方)
・白チーズ 150g
・ヨーグルト1カップ
・オリーブ油1/2カップ
・溶かしバター1/2カップ
・卵2個
・ベーキングパウダー小さじ1
・小麦粉400g
・塩
・チョレキオトゥ


黒ゴマのようなチョレキオトゥ、クミンと書いてあります。トルコでは黒ゴマを見たことがありません。

①ボールにチーズ、ヨーグルト、オリーブオイル、溶かしたバター、卵、ペーキングパウダー、塩を入れて混ぜます。
②小麦粉を少しずつず入れて柔らかい生地にします。
③型に入れてチョレキオトゥで飾り、170度のオーブンで約30分焼いて出来あがり。


こんな型に入れてみました。




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INTERNET ALISVERIS(インターネットショッピング)

2006-11-25 08:37:01 | 料理


ある日、夫が「インターネットで買った」と言って袋を片手に帰宅しました。私も日本のサイトを使って買い物をすることはありますが、トルコではしたことはありません(信用していないから)。ましてや夫は私以上に疑り深いので銀行のサイトで手続きをすることすら避けている程なのに、どうしたの?と思って中を見ると小さな唐辛子がたくさん!インターネットで唐辛子?実は職場のお隣さんとメッセンジャーでチャット(会話)をしていた時に買ってきてもらうように頼んだとのことでした。

夫が大好きなまん丸の唐辛子は、アンカラで見かけるようですがイズミルではまだどこでも見たことがありません。それで友達に聞くうちに「ある!」と言う言葉を信じて注文をしたようですがやっぱりまん丸唐辛子ではありませんでした。

この唐辛子の漬け方を調べてみるとトマトで漬けてあります。早速漬けてみました。
《作り方》
①唐辛子を洗ってヘタをとる。(数が多いので気が遠くなりそう)
②唐辛子500gに対してトマト1キロをフードプロセッサーでピューレ状にする。
③酢チャイバルダク1杯、kayatozu (岩塩)大匙4・5杯、にんにく15片をトマトと唐辛子と混ぜて瓶に詰め、パセリで覆ってからふたをきっちりする。
(瓶に詰めた時に、水分が口まで来ないようだったら水を加える)



キッチンが漬物モードになったところでついでに普通の漬物も漬けました。前回漬けた漬物も食べ頃でなかなか美味しいのです。



見た目もきれいでキッチンが楽しくなる漬物作り、ぜひお試しください。




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Bu ne (これはなんでしょう)?

2006-11-13 06:31:47 | 料理


チョルムでトルコ生活を始めた頃、買い物は全て夫がしてくれていたのですがその時に買って来てくれた「これ」、なんだと思いますか?私はすぐに「生姜」だと思いました。 正解を聞いてがっかり、違うのです。この名前はyer elmasi(イェルエルマス)。御存知でしたか?私は食べたことはありますが生の姿を見たことはありませんでした。料理の仕方を夫に聞くと普通にじゃがいものように煮込みに入れればいいんだと言うのでそのように使っていましたが当時はインターネットで料理を調べることも余りなかったし、yer elmasi自体もそれ程特徴のある味があるわけでもなく、使っても使ってもなくならないのでだんだん敬遠するようになり、自分で買い物をするようになってからは買ったことがありませんでした。
最近偶然このyer elmasiが日本の「きくいも」であると知り、「じゃあまた食べてみようじゃないか!」と言う気が起こりさっそくパザルで買ってみました。
「きくいも」で検索してみると色々出て来る出て来る。きくいもレシピ・料理法blogなるものまでありました。

きくいもは、北アメリカ北部から北東部原産のキク科ヒマワリ属の多年草で、繁殖力の強さ、生産量の多さから「八升芋」とも「1斗芋」とも呼ばれるそうです。戦中戦後の食糧難時代の食を支えてくれた作物でしたが、次第にその恩恵も忘れられ雑草扱いされることもあったようです。芋と言う名前ですがデンプンの多いイモ類とは全く異なる食物だそうです。最近ではインシュリンに似た働きをする「イヌリン」を多く含むことから、生活習慣病予防、肥満解消、便秘解消、更年期障害の予防、ガンの成長阻害などに効果があるのではないかと再び注目を浴びているようです。



日本では売っているところを見たことがありませんでしたが、トルコでは冬になると春先までパザルに出回ります。先週は1キロ1YTLでした。煮込みのほかにサラダや漬物としても美味しいようです。私もこの冬はyer elmasi料理を研究してみようと思います。
今回作ったのはトルコ料理のスタンダード(?)オリーブオイルでじゃがいも、にんじん、玉ねぎとともに煮込み、仕上げにディルで飾って頂きました。





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RAMAZAN(断食月)は太る。

2006-10-14 22:09:41 | 料理
 
ラマザン中の食卓には欠かせないラマザンピデ。tekli(1個分)が35クルシュ、ciftli(2個分の大きさ)が70クルシュ。

ラマザンも終盤に入り、あと9日を残すのみとなりました。夜2時頃就寝、4時半に起きてサフル(日の出前の最後)の食事をとり、6時頃に再び寝ます。起きるのは9時(何せ夫の職場は徒歩5分、顔を洗って出かけるだけですから)。睡眠時間としては5時間半なのでそれ程少ないわけではないのですが睡眠が分割されるのが結構つらいのです。9時に起きてからイフタル(日の出後)の食事の19時前までほぼ12時間以上はおなかがすいた~と思いながら過ごしています。イフタルにはいつもより1品多めに作ってみたり、サフルには腹持ちがいいようにいつもの朝食に加えてボレッキ(パイ)やケーキなどを作ったり、夕飯をふだんよりも早く食べるせいでなんとなく食後のデザートが毎日あったり・・・というわけで一日中ひもじい思いをしているわりには体重が減らない、そればかりか増えてる?

MUHAMMARA(ムハッマラ)
 

《Muhammaraの作り方》
・胡桃を砕いたもの1カップ
・ビベルサルチャス大さじ2(トマトのサルチャでも大丈夫だと思います)
・レモン1/2個分を絞ったもの
・ニンニク2片
・オリーブオイル
・パン1切れ
・トマト小1個

①パンを水で少し湿らす。
②胡桃とレモン水を混ぜ、サルチャを加える。
③潰したニンニクとオリーブオイルを加える。
④すりおろした、又は小さく刻んだトマトを加える。
⑤以上をフードプロセッサーにかけて出来上がり。
⑥ラマザン中は味見ができませんが、お好みで塩、クミン、唐辛子等を加えてください。


INCIR TATLISI(乾燥イチジクのデザート)
 

《INCIR TATLISIの作り方》
・乾燥イチジク500g
・ヘーゼルナッツ(胡桃でも可)
・水1カップ
・砂糖1カップ(適当に減らしてください)

①乾燥イチジクを柔らかくなるまで水につける。
②底の硬い部分をくり抜いてヘーゼルナッツを詰める。
 (4~5個はいる)
③平たい鍋に並べて砂糖と水がシロップ状になるまで弱火で煮る。 

PATATESLI KEK(じゃがいも入りケーキ)


《PATATESLI KEKの作り方》
・じゃがいも中5個
・玉ねぎ2個
・卵2個
・ヨーグルト1カップ
・油1カップ
・小麦粉2.5カップ
・胡椒
・赤唐辛子
・マイダノズ(パセリ)
・塩
 
①じゃがいもをサイコロサイズに切り、すりおろした玉ねぎを加える。
②みじん切りにしたマイダノズ、その他の材料を全て混ぜ油をぬった型に流し込む。
③200度のオーブンで焼く。


このラザマン中に初めて作ってみて、評判のよかったものを少し紹介してみました。

        HAYIRLI RAMAZANLAR !




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今日のお仕事

2006-09-22 20:48:12 | 料理
 美味しく漬かるのはいつ頃でしょう。


長かったイズミルの夏もそろそろ終わりそうです。それでもやっぱり日中表を歩くと汗だくになっているのですが、昨日は週に一度のパザルへ出かけました。カッパドキア在住mikiさんの「トルコ子育て生活」によると日曜日にいらっしゃったパザルではラマザン前と言うことでかなり高めだったと言う情報を得ていたので(?)、私も覚悟を決めて出かけました。ところがイズミルは、既にかなり涼しくなったカッパドキアに比べまだまだ暑いせいかそれ程野菜も高いということはなく前の週よりも安いくらいで拍子抜けでした。

今週特に目についたものは漬物用の野菜が多いことでした。小さめのキュウリや小さいウリ、唐辛子や赤パプリカなど皆さん5キロ単位で買っていかれます。私は漬物をつける気はあまりなかったのですが、これまたオリーブさんの「オリーブの子育て日記」で去年私がブログに書いたレシピを参考に漬物を作ってくださったと知りとても嬉しかったので、やっぱり私も作らねば!と奮起、ささやかに500g(奮起したわりに少ない!)のチビキュウリを買ってきました。人参、にんにく、ビベルも一緒に漬けてみたら色合いのかわいらしいこと!なんだかこれだけで料理の達人にでもなったような気がしてよい気分です。

  りんごのジャム

調子が出たところでりんごジャムも作りました。私が住んでいる地区は坂道が多く、買い物もなかなか大変なせいかトラックでの物売りが盛んです。昨日も「3キロりんご1YTL!!! 」と暑苦しく絶叫しながらトラックが通り過ぎて行ったので、職住超接近、住まいと同じ通り沿いに職場がある夫がこの声を聞いたらりんご好きの彼のこと、絶対買うだろうなあ、と想像していました。そしたら案の定帰ってきた夫の手には袋いっぱいのりんごが…。3キロ1YTLなのでまあそれなりのりんごでしたが半分はジャムにすれば十分食べられます。りんごのジャムは簡単で冬の間中欠かさず作ります。色もきれいな飴色になり自画自賛です。


夏の間に作っておいた苺と杏のジャムたち。 

家の中にいる分には海からの風がパタパタと心地よく、お日様をいっぱい浴びて洗濯物もパリッと乾いて爽快気分で家事のできるこの季節が大好きです。




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KABAK(カバク=ズッキーニ)

2006-08-26 07:03:12 | 料理
 
夏の野菜と言えばズッキーニ!イズミルのパザルでは1キロ50~75クルシュ(約40~60円)

夏野菜を使ったメニューに毎日頭を悩ます日々、料理をすることは全然苦じゃないのですが、メニューが浮かばない。誰か毎日メニューを考えて!と思っています。定番のトルコ料理ではいつも代わり映えがしないし・・・。

 
私のズッキーニを使った定番料理mucver=ムュジベル(ズッキーニ、玉ねぎをおろして小麦粉、卵を加え揚げたもの)
すりおろしたにんにく入りヨーグルトで頂くと美味!
姪っ子ビルテンの大好物でもあります。先日これを作ったら「作ってくれてありがとう!」と抱きついてきました。




そんな私がこのところしょっちゅうお世話になっているportakalagaci(オレンジの木)と言うトルコのお料理ブログで今日も見つけました、ズッキーニを使ったレシピを。その名も「hos bir kabak yemegi(素敵なズッキーニ料理)」。まさにその名の通り簡単なのに美味しい、そしていつものズッキーニ料理とは一味違っていてとっても気に入りました。



材料
ズッキーニ 1キロ
玉ねぎ   3個
トマト   大2個
ニンニク  8片
ディル

オリーブオイル


①玉ねぎを半月型に切って鍋に並べる。
②トマトを刻んで玉ねぎの上に並べる。
③その上にふたつに切ってそれを縦に切ったズッキーニを並べ塩、むいたニンニク、オリーブオイルをかけて中火でズッキーニが柔らかくなるまで調理する。
④サービスする時にディルを刻んでたっぷりかけてから頂く。

※水は使いませんが、野菜の水分だけで充分でした。

 
暗くなってから電気の下で写したので色がきれいに出ませんでした・・・言い訳。

Afiyet olsun! 




別の日にまたお料理ブログをウロウロしていたら、やっぱり旬なのでしょうか。
たまたまカバク料理を更新されているブログを2つ見つけたのでリンクを貼って
おきます。

・酸味のある(?)カバク
 http://mekanimizmutfak.blogspot.com/2006/08/ekili-kabak.html

 私の好きな緑メルジメッキ豆を使っています。



・カバクのサラダ
 http://yesiminmutfagi.blogspot.com/2006/08/kabak-salatas.html

 ちょうど冷蔵庫にカバクが2本残っているので早速明日作ってみます。



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DENIZ BORULCESI(デニズボルュルジェスィ=おかひじき?)

2006-07-22 22:22:46 | 料理


この写真の植物をご存知でしょうか。私の住んでいるイズミルはエーゲ海に面し、パザルでは季節季節に色々な種類のOT(青もの、葉っぱもの)が並び、人々も好んで食べているようです。私はパザルで見かけても得体の知れないOTをどうやって調理すればいいのかわからずにいましたが、最近は人から聞いたりインターネットで調べるなどして少しずつ挑戦する様になりました。しゃきしゃきした歯ざわりや香りが新鮮でいかにも健康によさそうです。「やっぱりエーゲに住むならOTを食べなくちゃね」と言う気分です。

さてこの植物、トルコ語でDENIZ BORULCESI(デニズボルュルジェスィ)と言います。DENIZは海、BORULCEはささげ(豆)のこと。辞書で該当する日本語を見つけることができなかったのですがインターネット等で調べてみるとどうやら「おかひじき」と同じものでないかと思われます。海岸の波打ち際で育ち、塩気が強くならない春から夏にかけて食べられるそうです。茹でても鮮やかな色や歯ざわりが変わらず 栄養成分もひじきに似ており、ビタミンとミネラルが豊富で、特にカルシウム、カリウム、ビタミンAが多いのが特徴、ちなみに、ビタミンAはほうれん草とほぼ同量、カルシウムは3倍だそうです。

ある日、夫が友人に勧められたと言って仕方なく買ってきたので、私も仕方なく(?)料理をすることに。トルコ料理のHPでは定番のヨーグルトサラダくらいしかレシピが載っていませんでしたが、さすがに日本の「おかひじき」で調べると様々な工夫メニューがありました。

 
茹でて固い茎部分を除いた状態

調理の仕方はまず、根っこ部分を切り落としきれいに洗ったあと、熱湯で5分ほど茹でます。この時DENIZ BORULCESI自身の塩気が強いので決して塩は加えないでください。決してですよ!水を切ったあと、固い茎部分をはずします。

私は一日目はまずトルコ風にヨーグルトサラダを、そして翌日は日本風にかき揚げを作ってみました。塩は一切加えなかったのに、それでも塩辛く、磯の香りがぷんとして、まあ1年に一度くらいは食べてもいいかな、と言う感想です。


トルコバージョン:ヨーグルト+ニンニク+トマトのみじん切りで和えたサラダ


日本バージョン:じゃがいも+人参+たまねぎでかき揚げ

Afiyet olsun!



・・・とここまで一旦書いた時、一瞬のうちに全てが消えてしまいました。顔面蒼白、気温は35度あるというのに一瞬寒気がしました。気を取り直して書き直したこの日記、よかったらクリックをお願い致します!↓