大きな孫は大きくなり年齢を重ね、すでに結婚しているが、じいにとってはやはり大事な孫。
その孫の誕生日をとうに過ぎていることを孫のブログで見た。「ああ、ゴメン!」
1か月前は、熊本地震から1か月のころ、なんとなく心落ち着かない日々であった。
もはや遊行期にあるジイとしては何もかも忘れてしまいたいとも思うのだが、やはり孫の
誕生日くらいは忘れてはイカン。
カナチャンが生まれた日、あの日の澄みきった青空は忘れられない。足立山がすぐそばに見えた。
そして、私の体に漲ってくるある力を感じた。
「まだまだ、頑張らねばならんなあ」と。
いま、誕生日のお祝いを贈ろうにも何もない。
四つ葉と五つ葉のクローバーをたくさん挟んだ本をこれから送る。
本は『みをつくし料理帖」。
久しぶりに太陽が顔をのぞかせた。
18:30 客船がシャンハイへ向け、博多港を出港した。