室見川の河口、大潮。きょうは月曜日だが、貝掘りの人たちで賑わったようす。
潮が引いた海に入り、アサリなどを掘ることは、こんな楽しいことはないし、おそらく古代の人たちも生きる幸せを実感したひとときであったに違いない。
私も貝掘りは何より楽しい。
しかし、「あなたはもう海に入る年ではないでしょう」、とつれあいからつれなく宣告されてしまった。
だが、待てよ!
古代、一族の長老は潮時をはかり、安全で収穫の多い場所に狙いを定め海に行き、貝を採り、ねぐらに帰ってきたであろう。長老はその永年の体験を生かしたに違いない。
大潮の時期、干潟の海・・・
この日ばかりは、闘いがなかったのではないか?
そんなことは現代に生きる甘っちょろい人間の単なる願望ではないか・・・