いつもの朝 2012年04月02日 | 日記・エッセイ・コラム いつもの春の朝、ヒヨドリの鳴き声、サクラの花。バスの中にはおなじみの顔。窓の向こうには新人社員らしい若い女性たち・・・ 昭和31年4月2日、18歳の私は入社式。お城の楠若葉が燃えるように輝いた朝だった。私は姉婿のお下がりを仕立て直した背広を着て、ネクタイを締めていた・・・遠い日、55年むかし。 55年間、働き続けることができた心身、このからだを与えてくれた両親に、そして、黙って仕事一筋の私を支えてくれたつれあいに感謝する。けさ、神棚と仏壇と心をこめてお祈りした。 きょう、仕事の引き継ぎを行う。