浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

東南東の風

2012年04月21日 | 日記・エッセイ・コラム

大陸南部に大きな低気圧があって、これから九州に近付きそう。強風と大雨に注意してほしいとのこと。夕方から雷も鳴りそう。

東南東とは、東と南東の間、つまり、東より少し南よりの方向をいう。およそ東からの風と思えばよい。

ところで、私のブログにこの数日、小さな異変が起こっている。というのは、普段訪れる人が少ないのだが、何故か、2009.05.21「南東の風」という記事が、例えば、昨日から今朝まで、44件のアクセス。

内容は・・・午後、激しい雨が降り出し、傘を持たず雨に濡れる子どもたちのことを書いた何の変哲もない記事。

2009.05.21

南東の風

朝、くもりがちの空、時折、陽射し。

南東の風が吹いて、桜の葉裏が見える。

熟れはじめたサクランボの実!

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午後、低気圧が接近。16時、要件を終えて外へ出ると大雨が降っている。

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雨に濡れたまま、バスに乗ってくる女子生徒。傘をささずに雨の中に降りていく生徒…

朝、家を出るとき、傘を持って出ることを忘れたんだ。朝は日が射していた。天気予報を聞かなかったんだ。傘を持って行きなさいと家族も声をかけなかったんだ。

雨に濡れて歩く女性を見ると、なんか胸がしくしく痛む。

というわけで、この数日、相次ぐアクセスに「何だろう?」と首をかしげている私。

11時過ぎの気象衛星画像。

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押戸石

2012年04月21日 | 日記・エッセイ・コラム

一昨日、阿蘇からの帰り、北外輪山のミルクロードを走った。ミルクロードと菊池渓谷に出る道との分岐点にもう一本の道路ができて四差路になっている。斧岳を正面に見る場所。

地図を確かめることもせず、思い切って、この道に乗った。マゼノミステリーロードと看板がある。

阿蘇郡南小国町とミルクロードを結ぶ農免道路が建設中だったことを思い出していた。この近くに<押戸石(オシトノイシ、オシドイシ)>という不思議な巨岩の群れがあった。

はたして、原野が連なる稜線のかなたに押戸石が望見できた。

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ピラミッド型の巨石は高さ5mを超える。この石の周りに誰かが配置したのではないかと思われるような大きな石が並んでいる。

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人里離れた大原野の真っただ中、押戸石の丘に立てば、南に阿蘇五岳、北東にくじゅう連山、南東に祖母・傾山、西に湧蓋山など大マノラマが広がる。いまは野焼きが終わったばかりだが、全山新緑に衣替えしたころ、ここは天空に近い素晴らしい昼寝の適地なのだ。近くにはマゼノ渓谷という西部劇に出てくるような静かな流れがある。

かつては地図にもない細い山道だけで難儀をしたが、いまは農免道路のおかげで楽に行けるようになった。それにしても〝農免道路〟とは不思議な存在。

雨が降り始め、暗くなってきた。いつかまた、紹介しよう。

マゼノミステリーロード、農免道路、押戸石はwebで検索すれば、すでにいろんな説明があります。