浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

オカラ工事

2008年05月15日 | 日記・エッセイ・コラム

四川大地震はマグニチュード7.8という激震であった。

多くの人命がうばわれた原因の一つは「オカラ工事」のせいだと地元の人たちが怒っているという。オカラとは豆腐を作ったあとに残るボロボロのもの。

倒壊した学校が多かったは、鉄筋が賄賂に消え、コンクリートがオカラに化けた。その結果、こどもたちを守るはずの校舎がこどもたちの命を奪った。

「てんぷら工事」(衣で中身をわからなくしてしまう)と呼ばれる工事が日本にも横行したし、福岡沖地震でてんぷら工事が露見した建物もあった。

恐ろしいのは災害であるが、同時に人間の醜い業でもある。