北九州市小倉へ所用で出向いた帰り、鷗外橋のたもと、紫川の右岸に不思議な窓を見つけた。
紫川の左岸は小倉城、リバーウォーク…
むかし、宮本武蔵は佐々木小次郎と決闘に向かうとき、このあたりから小舟に乗って関門海峡の彦島へ向かった?と私の勝手な推測。
その向かい側、中華レストランの地階部分に川をのぞくアクリル製の巨大な窓がある。水族館のように川の中をのぞくことができる。数年前にできたらしいが、恥ずかしながら私はきょう知った。
雨で紫川は濁っていてきょうは水中の様子は見えない。チヌ(黒鯛)の小さいものらしきものが1匹現れ、すぐ姿を消した。
アユはすでに上流に遡上したらしい。写真で説明したり、水族館風に展示されていて楽しかった。
通称“ダボハゼ”と呼んだ。
右は雷魚、外来魚の代表、カムルチーという魚。
紫川は生活排水や工場廃液で死の川と呼ばれた。しかしいま、アユの密度は日本有数だと言われるし、鮭も時にのぼってくる。洞海湾もよみがえってきた。
この川の状況をみると、かつての公害都市から見事に脱却した姿を実感する。