創価学会・公明党が日本を亡ぼす

  政教一体で憲法(20条・89条)違反だ!-打首獄門・所払い(=解散)せよ!

新・創価学会を斬る-7

2018-11-21 07:42:10 | Weblog

 <藤原弘達の“創価学会を斬る”シリーズ・3/7>
新・創価学会を斬る 藤原弘達 昭和47(1972)/6 日新報道

       ----------(以下、本文)----------28
生死の境から夫への憎悪
「山田太郎さんの公演会の切符ですが、買って下さい。」
「商売が忙しくて、とても行かれませんからいりません。」
「でも学会の命令なんですから、買って下さい」
「私には関係ありません。」
「あんたの旦那さんはかわいそうだね。あんたみたいな奥さんをもって。」
 数日後、この学会員とその仲間が、彼女の店の悪口を町中にいいふらしていると聞かされた。
「あんな店で物を買うと罰が当たる」というのであった。彼女は黙殺した。身を粉にして働く姿と店の繁昌ぶりをねたんで、町のある人たちは彼女を“金の亡者”と呼んでいたから、いまさら何を言われても痛くもかゆくもなかったからである。

 夜中にふと目を醒した彼女は自分の身体の異状さに気づいた。全身が火のように熱いのである。意識がはっきりするにつれ、頭が割れるように痛いのと、自分の足が何処にあるのかすらはっきりわからなかった。そのうちに呼吸がだんだん乱れ、息苦しくなってきた。起き上がれないし、声もうわずつて出ない。朝までそんな状態がくり返えされた。
 目覚めた夫は、そんな彼女を見て、「とうとう、バチが当たったな。」
 といったきり店のほうへでて行ってしまった。あいにくその日は待別な注文が入っていたのだった。こういう夫の態度はいつものことなのである。決して介抱などということはしない。彼女が入信していた頃は、一緒に拝めといって仏壇へ連れて行くのが関の山だったが、いまでは全く知らぬ顔の半兵衛である。
 しばらくして夫が戻ってきた。
「忙しくて間に合わぬ。早く手伝え。」
「苦しくて、とても。」
 と、あえぎあえぎ彼女はいう。

 やにわに夫の手が彼女の髪の毛をむんずと掴んだ。間髪を入れず寝床から引きずり出し、のけぞるように顔だけ仰向けにされた。突然の激しい動作で呼吸が一瞬止まる。同時に全身の力が一度にぬけ、ぐたっと崩れた。生気の消せた口元から糸を引くように赤い血が一筋あごから喉元を抜ける。もう完全に彼女の意識はない。
 頭髮をしっかり握りなおすと、夫はそのまま大股に歩き始めた。ずるずる、ずるずると上半身だけ無理に引き起こされた彼女の体を引きずって…。裾は乱れ、胸元は開かれ放題の失神状態にあった。しかし夫は一度も彼女を見ようともしなかった。死人を運んでいるのと同じだった。
 店の床の間までくると、どすんと投げ捨てるように手を放した。そして自分は後も見ずに店の仕事場ヘサンダルを突っかけて行った。
 しばらくの間、彼女は身動き一つしなかった。ドブ犬のように乱れた姿でうずくまつているだけだった。やがて冷ややかな床の感触を頬に感じ、わずかに意識を取り戻した。彼女にとっていま、自分が何をされたのか、はっきりはわからなかった。ただもうろうとした頭の中で、この人をこんなにさせるのは、あの憎い池田大作だ。人の弱みにつけこみ、馬鹿な人間を自分だけ都合のよいようにあやつる。人間の敵、一家の敵…。

 このときときのことを彼女は一生忘れられないといっている。もしあのとき、そばにビストルでもあったら、そして池田がいたら、夫を殺し池田を射ち殺したに違いないと殺意のあったことをはっきり明言している。
 この事件があって後、竹入が刺傷されたことをテレビで知り、赤飯でも炊こうかと考え、同時にビストルのことを再びはっきり想い出したとも話していた。

不幸は仕事で乗り切ろう
 この頃になってくると、町中でも学会員の家というのが誰にもはっきりわかるようになっていた。というのは、必ずといってよいほど、それらの家では喧嘩が絶えなかったからである。朝でも晩でも喧嘩をしていれば“ああまたやっている”と町の人たちから冷笑を浴びせられていた。
 彼女は少なくとも自分の家だけは、そんな目で見られたくない、特に商売をしているのだからなおさらのこと妙な評判がたっては困る。自分さえ耐え忍んでそれでことが済むならいっさいの犠牲になろう、と深く心に誓った。

 ではこのようなうっ憤を彼女はどうやって解消したのだろうか。すぺてを仕事に打ち込み、忘れよう忘れようと仕事に身を投じたのである。人は往々にして裏切るが、仕事は絶対に人を裏切らないという一種の真理なようなものを自然に体得したのもこの時期であったという。
 仕事だけでは、どうしても心の憂さが晴れないとき、夜遅くになって、いま思っていること、考えていることを文がまずかろうがなんでもかまわず書き綴る。誰に見せるためのものでもない。
 宛先のない手紙であるかもしれない。そして最後にはそれを破いて捨て去るのであった。
 ----------(次回に、つづく)---------39-

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