秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

ガード下の昭和。

2010年03月31日 09時05分59秒 | 路地と廃屋
ガード下、と聞いて思い浮かべるものでそれぞれの生まれた年代や環境が分かる気がしますね。

「ガード下の靴磨き」・・・、これはさすがにワタクシの時代ではありませんナ。

「飲み屋街」。これはやや近いけど、京都のイメージではありませんね。というか、京都
とガード下ってのがあまりフィットしないもんなぁ。

私の場合、思い浮かべるのは神戸三宮のガード下。高校時代はよく買い物にいったもんです。
ちょっと色気付いた頃で京都では手に入らない服や小物を求めてあの下をウロウロしてました。

そうそう京都のガード下の話でしたナ。数少ないけど京都にもガード下の暮らしが存在します。

ここは阪急嵐山線のガード下。両脇は端整な住宅街ですが、ここだけ昭和の香りが濃厚に残る
貴重な区画です。



  
以前はそこそこ賑わった商店街だったと思いますが、今では半数以上の店はシャッターが
閉じたままの状態です。

  
↑こんな壁面も高架下ならでは。更地になっている所も数箇所見受けられました。↑ 

  
↑この手描きジーンズの店は営業中。頑張ってください! 

京都に限らず、ガード下は倉庫として活用されている場合が多いようですが、このように
生活感漂う空間もワタクシ好みです。