秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

猿ケ辻の決闘。

2007年02月18日 09時52分47秒 | Weblog
場所は、京の者ならたれでも知っている。御所朔平門外で、昼なお
人通りが少なく、付近には下級公家の屋敷が多い。・・・略・・・。
                 

むろん、姉小路暗殺などは、大庭恭平自身でも半ば夢想だと考えていた。
が、猿ケ辻には溝がある。溝に身をひそめて待ち伏せれば、朔平門外を通って
退出してくる公家は、自在に討てるはずである。 この溝が、京における
会津藩の政治的位置を決定するだろう。  司馬遼太郎 「幕末」の中の一遍。

勝手に小説コラボ、本日は「京都御苑」の中にある猿ケ辻、でした。

今みたいに監視カメラがあったら、姉小路暗殺も未遂に終わったかも?
ちょうど、溝の辺りにも設置されていますね。暗殺者対策ではありませんが。

このカメラに時々、白刃から逃れようとする公家の姿が映っているそうです。
(大嘘です・・・。)

先日、何十年ぶりかに御所を歩いてみました。(正確には「御苑」なんですけど、
子供の頃から御所、という呼び名で親しんでいるもので。)広いわ、やっぱり↓ 
                      
この広い緑地のおかげで、市内の地下には良い水が蓄積されているらしい。

↓砂利道のため、自転車は走りにくい、と思ったら、このような道が・・・。
        
疑華洞跡。疑華洞とは何か?とはですな、良く知りません、ゴメン↑

これは大変レアな「京都御苑ニュース」。御所に生息するトノサマバッタ
や九条池の亀の生態を知ることもできます。知ってどうする?と言われても
困りますケド。発行は「国民公園協会」、となってます。↓
            

そして爺の目撃情報があった、とニュースになった(大原紫蘇工房便りだけ
ですが。)厳島神社の池。かなりマイナーな場所ですよkazutoyo妻!さん。

シアワセそうな一家でした。(その時は気が付いてなかったけどね。
少なくとも、この池で一家心中しそうも無い明るい家族だったので安心
してその場を離れました。)

しかし、目撃されることが分っていたら、着物着て、手に短冊と筆くらい
持って歩いていたら良かった・・。したこと無いけど・・・。