トイレの神様/植村花菜
今、ブレイク中の「トイレの神様」
この歌、ダメなんです。
聞くと、泣いてしまう。
きっと、同じ世代の人は、おばあちゃんとの関わりをたくさん持っているのではないでしょうか。
ワタシもその一人。
本当に、歌詞と同じような日々を祖母と送っていました。
祖母をひとり残して家を離れ・・・はしなかったけど、
あんなに大好きな祖母と、離れようとしたこともあります。
結局、ワタシは結婚して、祖母と離れることになりましたが
祖母はいつも言っていました。
「近所の人に、Youちゃんのこと聞かれるとこう答えるんやよ。
大阪にいるって。嫁に行ったとかじゃなくて、ただ結婚して大阪にいる、って。」
嫁に出す、もらう、なんて言葉は、使いたくなかったのでしょう。
それだけで、つながりを断ち切られる気がしたのかもしれません。
むしろ、結婚というものを通して、家族が増えると思ったのでしょう。
ワタシに第一子がお腹に出来た時。
祖母は言いました。
「トイレを綺麗にすると、綺麗な子が生まれるんだって。」
もちろん祖母は、本当の意味も知ってて言ったのですが(^^;
実家に帰るたび、年老いていった祖母。
でも、いつもの笑顔で、全てを包み込むように迎えてくれていた。
その祖母は、三年前、天に召されました。
祖母もまた歌詞のとおり、一番気にかけてた人を待つようにして、逝きました。
ワタシは最近になってようやく、実家に帰っても祖母を探すことがなくなりました。
思い出となって心に生きてくると、今までのことが事あるごとに、ふと思い出されます。
本当に些細な、小さなことまで。
自分も年を重ね、子供たちも大きくなりました。
ワタシが、祖母から受け取ったたくさんの教えや思いを、
ワタシはちゃんと子供たちに伝えているだろうか?
ボタン付けをしながら、思いました。
そういえば、子供たちは’自分の手で’ボタン付けや繕い物、アイロンがけを出来るのかしら?
人を思いやる気持ちは、切々と話してきたとは思っているけれど、
それに見合った行動は、ちゃんと取れるのかしら?
ワタシはいつも、縫い物をしている祖母のそばで、見ていました。
そして、たくさん話をしました。
そんな雰囲気が、私たち親子にもあってほしいと思います。
大切なものを失わないように、受け継いでいってくれたら、と思います。
今、ブレイク中の「トイレの神様」
この歌、ダメなんです。
聞くと、泣いてしまう。
きっと、同じ世代の人は、おばあちゃんとの関わりをたくさん持っているのではないでしょうか。
ワタシもその一人。
本当に、歌詞と同じような日々を祖母と送っていました。
祖母をひとり残して家を離れ・・・はしなかったけど、
あんなに大好きな祖母と、離れようとしたこともあります。
結局、ワタシは結婚して、祖母と離れることになりましたが
祖母はいつも言っていました。
「近所の人に、Youちゃんのこと聞かれるとこう答えるんやよ。
大阪にいるって。嫁に行ったとかじゃなくて、ただ結婚して大阪にいる、って。」
嫁に出す、もらう、なんて言葉は、使いたくなかったのでしょう。
それだけで、つながりを断ち切られる気がしたのかもしれません。
むしろ、結婚というものを通して、家族が増えると思ったのでしょう。
ワタシに第一子がお腹に出来た時。
祖母は言いました。
「トイレを綺麗にすると、綺麗な子が生まれるんだって。」
もちろん祖母は、本当の意味も知ってて言ったのですが(^^;
実家に帰るたび、年老いていった祖母。
でも、いつもの笑顔で、全てを包み込むように迎えてくれていた。
その祖母は、三年前、天に召されました。
祖母もまた歌詞のとおり、一番気にかけてた人を待つようにして、逝きました。
ワタシは最近になってようやく、実家に帰っても祖母を探すことがなくなりました。
思い出となって心に生きてくると、今までのことが事あるごとに、ふと思い出されます。
本当に些細な、小さなことまで。
自分も年を重ね、子供たちも大きくなりました。
ワタシが、祖母から受け取ったたくさんの教えや思いを、
ワタシはちゃんと子供たちに伝えているだろうか?
ボタン付けをしながら、思いました。
そういえば、子供たちは’自分の手で’ボタン付けや繕い物、アイロンがけを出来るのかしら?
人を思いやる気持ちは、切々と話してきたとは思っているけれど、
それに見合った行動は、ちゃんと取れるのかしら?
ワタシはいつも、縫い物をしている祖母のそばで、見ていました。
そして、たくさん話をしました。
そんな雰囲気が、私たち親子にもあってほしいと思います。
大切なものを失わないように、受け継いでいってくれたら、と思います。
以前、友人に教えてもらってiPodに入れました。
正直に言います。
泣きました。
特に詩に符合する思い出があるわけではないけれど・・・
とにかく泣けてくるのです。
Youちゃんのばあちゃんの「トイレを綺麗にすると、綺麗な子が生まれるんだって。」の言葉・・・身に沁みる気がしてなりません。
あの歌は、なぜかしら心に残り、なにかを呼び起こして感情が溢れ出してきます。
セニョ~ルさんも、きっと、それで涙を流されたんだと思います。
初めて聞いた時の衝撃が強くて、嬉しくて悲しくて、しばらく聞きたくないと思いました。
今でも、少し、その気持ちはあります。
だけど、飾らない素直な歌詞が、いつまでもずっと人々の心に残っていってほしいと、願います。