結婚後、実家に二人で帰省した時のこと。
久しぶりの実家で、積もる話もたくさんあった。
でも、夫は言った。
「寂しいから、傍にいて」
それもそうであろう。
自分の家から出たこともない人間が、まったく見ず知らず(一応義理ではあるけど)の
家で独りぼっちは、居心地が悪い。
これは、反省した。
相手の身になって考える、ということに磨きをかけることになった出来事だ(笑)
この時、実祖母はただひとり冷静に、事を見ていた。
「旦那さんを放っておいてはいけないよ」
そう助言してくれていた。
ワタシにとって、実祖母は尊敬する人でもっとも信頼を置いていた人だった。
この時、実家でふるまってくれた食事の味噌汁が、夫は気に入らなかったというか
物足りなかったようで、一言
「これに玉子を落としてくれる?」
と言った。
味噌汁に玉子というのは、実家でも作ったことがなく、
母も‘玉子を落とす’ということが
どういうことか理解できず、
言葉通りに玉子を割り入れたのだ。
夫はそれを見たとたん、眉をひそめて「生じゃないか」と声を荒らげたのだ。
ワタシをはじめ、実家の皆は驚いた。
その後、どうしたのか記憶にない(苦笑)
とんかつソースにはじまり、すき焼きなど、地方によって調味料や調理方法は異なる。
それをまったく考えもせず、夫の食べてきたものがすべて正しいとばかりに押し付けてくる。
実家の父が「Youの味付けは上手でしょう」と言ったとき
夫は表情が固まり、ひきつった顔をして一言も発しなかったことを今でも鮮明に覚えている。
オレサマと気付くべき機会だった。
久しぶりの実家で、積もる話もたくさんあった。
でも、夫は言った。
「寂しいから、傍にいて」
それもそうであろう。
自分の家から出たこともない人間が、まったく見ず知らず(一応義理ではあるけど)の
家で独りぼっちは、居心地が悪い。
これは、反省した。
相手の身になって考える、ということに磨きをかけることになった出来事だ(笑)
この時、実祖母はただひとり冷静に、事を見ていた。
「旦那さんを放っておいてはいけないよ」
そう助言してくれていた。
ワタシにとって、実祖母は尊敬する人でもっとも信頼を置いていた人だった。
この時、実家でふるまってくれた食事の味噌汁が、夫は気に入らなかったというか
物足りなかったようで、一言
「これに玉子を落としてくれる?」
と言った。
味噌汁に玉子というのは、実家でも作ったことがなく、
母も‘玉子を落とす’ということが
どういうことか理解できず、
言葉通りに玉子を割り入れたのだ。
夫はそれを見たとたん、眉をひそめて「生じゃないか」と声を荒らげたのだ。
ワタシをはじめ、実家の皆は驚いた。
その後、どうしたのか記憶にない(苦笑)
とんかつソースにはじまり、すき焼きなど、地方によって調味料や調理方法は異なる。
それをまったく考えもせず、夫の食べてきたものがすべて正しいとばかりに押し付けてくる。
実家の父が「Youの味付けは上手でしょう」と言ったとき
夫は表情が固まり、ひきつった顔をして一言も発しなかったことを今でも鮮明に覚えている。
オレサマと気付くべき機会だった。