ずいぶんと気温が下がってきましたね。
今年もあと2カ月余りですねぇ…
最近耳にした言葉
「得体のしれないもの」
しばらく、この言葉が耳から離れません。
事あるごとに、頭の中をループします。
これには、わけがあって。
ワタシは、どちらかというと自己肯定感が低いほうです。
というのも、幼い頃から父親にパワハラを受けていたということも関係があります。
人との距離を取るのが下手で、自分の思いを伝えるのが下手で
「自分が我慢すれば、すべてうまくいくんだ」
と思いながら、成長しました。
大人になり結婚し、元夫は一部自信をつけさせてはくれたものの
それは元夫本人のためであって、ワタシのためではなかった。
年々モラハラが強くなり、本人は無意識であったろうけど
父親のこともあり、徐々にワタシは”自分を”なくしていきました。
元夫を育てた祖母もご多分に漏れず(女性を大切にしているにもかかわらず)
大切なのは「長子」
2人目を出産したあと、長子の時とは打って変わって
溢れんばかりの母乳が出たのです。
当時主流になっていた「冷凍母乳バック」を購入し
搾乳しては、新しいものを冷凍しておくようにしていました。
長子を連れて出かけなければならなかったとき、
元夫に、冷凍母乳の解凍方法を伝え、すべて用意して出かけたのです。
(当時は、母乳神話が強かったのです)
帰宅した時、2人目の泣く声が響いていました。
家に入ると、祖母が2人目を抱いて、元夫は傍で煙草を吸っていました。
祖母は「お腹が空いているのよね~」と。
『元夫さんに、冷凍した母乳を飲ませてと頼んだんですが…』
と言うと
「そんなわけのわからない、得体のしれないもの、
大切な子に飲ませられますかいな!!」
と言いました。
たった、それだけのことです。
たった、それだけ。
なのに、自己肯定感が低いためか、自分を否定されたように感じて
わけのわからない
得体のしれない
という言葉は、ワタシにとって心に刺さる言葉になりました。
もちろん、自分に関しないときであれば、スルーすることも出来ますが
自分に関することとなると、心がザワザワしてしまうのです。
言葉一つを怖がることはありません。
人はそれぞれ、様々な経験をしているのですから、
(できれば、負の経験はしない方が良いですが)
言葉一つを怖がっていては、コミュニケーションを取ることも出来ないので
気にする必要もないと思います。
でも、出来れば、そんな風に思わなくてもよいような
生き方を出来たらな、と思います。
この世から、少しでもハラスメントが減りますように。