つい先日亡くなった、祖母を見送ってきました。
年齢を感じさせないような、とてもきれいな顔をしていました。
眠っているようで、つい「おばあちゃん」と声をかけるくらい。
返事はありません。
当たり前ですね。
でも、やっぱり祖母を目の前にしても、心のどこかで頭のどこかで
半分だけ、祖母ではないと否定してしまうのです。
ワタシは結婚して実家を離れ、多くの時が過ぎました。
その間、年に数日の帰省をして、その都度祖母には会っていたのです。
だけど・・・「年をとったな」とは思っても
元気なころの祖母しか、印象にはなかった。
祖母が入院した時も、まだ話は出来たから「悪くなる」とは思えなかった。
”やがて来る時”を理解しているつもりでも、頭のどこかでその気持ちを打ち消す自分がいて。
前に一度、容体が悪くなったと連絡を受けて、駆け付けたことがありました。
その時は、ワタシの呼びかけに、祖母は少しだけ反応しました。
でも、そのあと、一番下の妹が呼びかけたとき、大きな声で笑顔で反応していました。
それを見たとき、思い出したのは、ワタシがうちのば~ちゃんの介護をしていたことでした。
”毎日見ている者しか分からないものがある”
その時に、’半分の覚悟’が出来たのです。
一番下の妹は、この半年欠かすことなく、毎日見舞っていましたから。
そんな気持ちを持ちながら、日々を過ごし
覚悟していた時が、やってきました。
見舞った一番下の妹が帰ってしばらくした後、病院から急変の知らせがあったようです。
両親がいくまでの間、祖母がずっと気にかけていた
もう一人の妹が駆けつけていました。
両親は間に合いませんでした。
看取ったのは、妹。
まるで、その子を待っていたかのようでした。
妹から、知らせを聞いた時、ワタシは思いました。
【あぁ、やっぱり。祖母は彼女を待っていたんだ。
そして、楽になったんだな】
だけど、葬儀を終え、火葬が済み、熱気を帯びた骨を目の前にしても
まだ、祖母だとは思えませんでした。
両親と妹の許可を得て、祖母の指の骨をもらっても。
(祖母の温かで優しい手が、好きでした)
まだ、どこかに居る気がする・・・。
でも、祖母を’感じない’
看取った妹も、同じことを言っていました。
「おばあちゃんを、感じないんだ。1日だけ部屋の空気が違っただけ」
もちろん、ワタシにも妹にも霊的なものを感じる力は、ありません。
だけど、視点から少しだけズレたところに感じる’もの’は何度かあります。
でも、祖母を感じない・・・。
どうしてなんでしょう、ペットの時ですら、感じたのに。
多くの人に愛された祖母だったから、その人たちのもとへ出かけているのかな。
そうなんだよね、きっと。
ワタシも頑張っていこう。
祖母はワタシの心にいる。
そうだよね。
長くなりました。
読んで下さった方、ありがとうございます。
年齢を感じさせないような、とてもきれいな顔をしていました。
眠っているようで、つい「おばあちゃん」と声をかけるくらい。
返事はありません。
当たり前ですね。
でも、やっぱり祖母を目の前にしても、心のどこかで頭のどこかで
半分だけ、祖母ではないと否定してしまうのです。
ワタシは結婚して実家を離れ、多くの時が過ぎました。
その間、年に数日の帰省をして、その都度祖母には会っていたのです。
だけど・・・「年をとったな」とは思っても
元気なころの祖母しか、印象にはなかった。
祖母が入院した時も、まだ話は出来たから「悪くなる」とは思えなかった。
”やがて来る時”を理解しているつもりでも、頭のどこかでその気持ちを打ち消す自分がいて。
前に一度、容体が悪くなったと連絡を受けて、駆け付けたことがありました。
その時は、ワタシの呼びかけに、祖母は少しだけ反応しました。
でも、そのあと、一番下の妹が呼びかけたとき、大きな声で笑顔で反応していました。
それを見たとき、思い出したのは、ワタシがうちのば~ちゃんの介護をしていたことでした。
”毎日見ている者しか分からないものがある”
その時に、’半分の覚悟’が出来たのです。
一番下の妹は、この半年欠かすことなく、毎日見舞っていましたから。
そんな気持ちを持ちながら、日々を過ごし
覚悟していた時が、やってきました。
見舞った一番下の妹が帰ってしばらくした後、病院から急変の知らせがあったようです。
両親がいくまでの間、祖母がずっと気にかけていた
もう一人の妹が駆けつけていました。
両親は間に合いませんでした。
看取ったのは、妹。
まるで、その子を待っていたかのようでした。
妹から、知らせを聞いた時、ワタシは思いました。
【あぁ、やっぱり。祖母は彼女を待っていたんだ。
そして、楽になったんだな】
だけど、葬儀を終え、火葬が済み、熱気を帯びた骨を目の前にしても
まだ、祖母だとは思えませんでした。
両親と妹の許可を得て、祖母の指の骨をもらっても。
(祖母の温かで優しい手が、好きでした)
まだ、どこかに居る気がする・・・。
でも、祖母を’感じない’
看取った妹も、同じことを言っていました。
「おばあちゃんを、感じないんだ。1日だけ部屋の空気が違っただけ」
もちろん、ワタシにも妹にも霊的なものを感じる力は、ありません。
だけど、視点から少しだけズレたところに感じる’もの’は何度かあります。
でも、祖母を感じない・・・。
どうしてなんでしょう、ペットの時ですら、感じたのに。
多くの人に愛された祖母だったから、その人たちのもとへ出かけているのかな。
そうなんだよね、きっと。
ワタシも頑張っていこう。
祖母はワタシの心にいる。
そうだよね。
長くなりました。
読んで下さった方、ありがとうございます。