HITOMIのおくに(ちょこっと日記)

瞳にうつる たくさんのもの・・・日々を(出来れば面白く)書きたい、ちょこっと日記です。

子どもの教育と進路

2021年11月23日 | 結婚生活

長女の小学校での苛めの件もあって、夫は突然中学受験をさせると言ってきた。
また突然何を言い出すのかと思っていたが、
ちょうど校区内の中学が荒れていると聞いていたので
挑戦してみるのもいいかと思った。


しかし、その頃は夫の給料はまだまだ低く、私立中学に通うにはカツカツで
さらに塾にかける費用も十分だとは言えなかった。
ワタシは高校と大学の受験しか経験しておらず、
塾に通って受験をするといった世代ではないので、
正直、手探りで始めないといけなかった。(夫は中学受験経験者)

何よりも、小学生にガッツリと勉強をさせる、ってことに違和感があり
小学校時代は思いっきり遊ぶものだ、という認識でいたからだ。

だから、成績が落ちたことで、フォローのために通っていた塾に
「中学受験をするなら、あと2日は塾の日を増やしてください。」
と塾長に言われた時も、すぐに「嫌です」と答えたほどだ(笑)
(いや、今思うと、とんでも親だな~と思う💦)

結果的に塾の日を一日増やし、長期休暇の講習は必ず申し込み、
塾長に「志望校に合格できませんよ。出来たとしてもついていけませんよ」
と言われた志望校に合格し、ホッとしたのだが、娘の成績は底辺だった(苦笑)

さて、入学した学校にいじめはあったかというと、あった。
しかし、それは色の違う、趣向を凝らしたいじめであった。
どちらかというと、知能犯的なもの。

しかし、この年頃の子供たちというのは、小さな世界がそこここにあって
自分の所属する世界にとって気に入らない世界の住人は、
叩きたいという気持ちがあるようだった。
ちょうど娘が標的にされたとき、その一部始終を別世界の住人が目撃していた、ということがあり
その件で娘に嫌がらせをしていた子供たちは、あっさりと叩きのめされてしまった。
担任も、ワタシが相談していたこと(娘の教科書の次の試験範囲が破られていた)ついて、
思いもよらぬ形で首謀者がわかり
親同士が接触することなく、解決を迎えたのだった。

数名の親御さんからの弁償金を担任から受け取ったが、事の受け止め方には温度差があり、
とても興味深かった。
長女へのいじめはなくなり、その件によって長女も強くなり、
その後は、言葉で人を傷つけないかと、ワタシがハラハラするほどになった(苦笑)

(余談だが、二女も小学校時代、上履きや筆箱をゴミ箱に捨てられていたらしい。
しかし、それを苛められているとは感じていなかったようで、
あの神経質な子でも、そういう受け止め方をしなかったということに、ワタシは驚いた。
なお、二女が一喝したあと、そういうことは起こらなくなったそうだ。)

長女が中学に入って、夫の親戚が訪ねてくることがあった。
長女の中学名を聞いて、一言言った。

「夜の女養成所って言われてるのに、入学させたの?(笑)」
(当時派手な巻き髪をしている子たちが多く、それが夜の女を想像させていたそうだ。
 学校の名誉のために言うと、そんなことは全くと言ってなかった。)

これを聞いた夫は、後でワタシに言った。

「子供の教育のことは、すべて君に任せる。俺は介入しない」

月日が過ぎ、二女も中学受験をすることにし、早々から塾通いが始まった。
夫に状況を説明しても、何も言わなかった。
ただ受験目前になって
「受験するの?長女はいじめがあったから受験させたけど
 二女は公立でよかったのに」

いまさら、なにを。

ここまできて、二女の頑張りを無下には出来ない。
人にすべて任せると言っておきながら、土壇場になって人の気持ちを削ぐ発言をする。
近所で、兄弟は私学で、ひとり公立に通う子が居たのだけど、その親子ともども夫はボロカスに言っていたのはなんだったんだ。
夫への様々な感情が渦巻く中、思った。

この人は当てに出来ない。
自分が大黒柱にならないと、家が終わる。

家業も祖母も、守らなければならない。
また、何かを背負い込んだ気がした。

コメント
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