HITOMIのおくに(ちょこっと日記)

瞳にうつる たくさんのもの・・・日々を(出来れば面白く)書きたい、ちょこっと日記です。

元夫の成長(?)

2022年04月16日 | 結婚生活 外伝

離婚後、元夫は、長女にわりと連絡をしてくるようになったそう。
そして、長女は夫にパワハラを受けていましたが、
家を出ることに関しては当事者ではないので、
距離が出来てからは「普通に」考えられるようになったみたいです。

それで、月に一度は、長女は元夫と、ご飯を食べに行くようになりました。

そこで、色々と元夫の近況や、その後など元夫から話されることも多いようですが、
ワタシが元夫を託したはずの彼女と、別れたようでした。
別れるのに1ケ月もかかったと、娘に話します?(苦笑)
この話を聞いて、夫はプライドが高かったはずなのに、
【そこはハードル低いんだ】と思いました(笑)

一人になった元夫は、ハローワークに行って職を探したようです。
そこで、初めて見た現実を、長女に話した様子。
そして、新しく勤務している場所は、シフト制のアルバイトで
そこに勤める人々と接するうちに、自分の見識の狭さを痛感したと言っていたそう。

自分が、ワタシにどれだけ尽くされていたか、
ワタシが、元夫のもとで、どれだけ努力していたか、
ということを、認識した、とも。
(自分ではそんなに「努力」したとは思ってないのだけど・苦笑)

ワタシは、離婚理由として暴力をあげていましたが、
もっとも大きかった理由として、モラハラがありました。
でも、モラハラというものは、すべてのハラスメントと同じで立証するのは難しく
それこそ、文書やボイスレコーダー録音されてなければ難しいということも、
理解していました。

だから、前面には出せなかったのです。
そんな中、突然家を出たときに、ワタシが購入していたモラハラの本を
元夫が見つけ、読んだそうです。

最初は、「こんなもん(笑)」と思っていたそうですが、
読み進めていくうちに、
「これ、全部やってるわ・・」
と、思ったようで、長女にもそのように話したそうです。

その後、元夫は、姑たちとも距離を置くようになったようで
結婚後の、波乱の元となったものを排除した形になった様子。

思えば、元夫は上ばかりを望みすぎて、自分の足元や、
(一般的に言われている)「庶民の生活」というものを感じることをせず
ホワイトカラーが全てだと、己の【分】をわきまえずに行動してしまった。
自分も元は庶民的な生活をしていたはずなのに、大きなお金を得たことで
人生において、最大の勘違いをしてしまったのだと、思います。

そして、それは、ワタシの元夫への愛情のかけ方にも、問題があったのかもしれません。
ほんのちょっとした、感覚のズレ、歩む方向のズレが、最大値に達してしまったとき
二人の将来を考えられなくなったのでしょう。
そして、それは必ずと言っていいほど、片方のみが認識し、
ある日突然、プツンと何かが切れてしまうのです。

惰性での生活は、無味無臭になり、マネキンが動いているような感覚。
表面は幸せそうで、笑顔で、明るくて楽しそうで。
だけど、中身はボロボロで。

そんな状態だったことを、伝えたくも思ったけれど
もうすでに、ワタシは自分の人生を歩き始めている。
過去のことにこだわりも、縛りも受けたくない。
死にゆくその日まで、前だけを向いて歩きたいと思いました。

途中で、何度も立ち止まって振り向きたくもなったけれど(苦笑)

人生に「もし」は通用しない。

どなたかが、言ってましたっけ。

(完)


「結婚生活」「結婚生活 外伝」ともに、完結です。
そのつもりです(笑)

確定されないために、書かなかったことも多々あります。

(特に義実家関係は•笑)
何の興味も持てない、ワタシの結婚生活を、拙い文章を読んでくださり、ありがとうございました。
苦しい結婚生活を送っている人の、踏み出す一歩のきっかけになれば、と思います。

・・・なにか思い出したことがあったら、書くかもしれません(笑)
じゃあね。

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廻った経験

2022年04月12日 | 結婚生活 外伝

ワタシの父は、幼い頃から厳しかった。
自分の言いたいことを言えば「生意気なことを言うな」と強く言われ
反抗したりすれば「その目はなんだ」と、手が飛んできた。
反論すれば、引きずられ屋外の物置小屋に閉じ込められた。

今では【虐待】にあたる。

そのせいか、他人との距離を取るのが下手で、
自分の意見や気持ちを、うまく伝えることが出来ず
人の顔色ばかりうかがう「大人しい子供」として、見られていたのです。

そんな自分が、小学校4年の時の担任教師に、救われた。

母が言うには

「お父様かお母さま、どちらかが2番目の方ですか?」
と、問われたらしい。
「お嬢さんは、そんな環境に置かれている育ち方です」
と。

これには両親とも堪えたらしく、それからは手をあげることも
罵倒されることも、減っていきましたね。

減っただけで、無くなったわけではない。

父の虫の居所が悪ければ、酒を飲んで酔っていれば
ストッパーが外れ、手が飛んでこなくとも、言葉の弾丸が飛んでくる。
だから、いつも父の顔色で判断し、酔っているときは極力近寄らず
遠くで静かに息をひそめている、子供時代だった。
今でも、鮮明に覚えている。

ある日、すぐ下の妹の言動に、父が激高した。
当時の父は、自分が正しいと信じて疑うことを知らず
子供の正論は腹立たしく思い、全否定する。
父は、傍にあった少年ジャンプで、妹の頭を叩いた。

ワタシの気持ちは、飛んで行って妹をかばっていた。
しかし、体はこわばっていうことを聞かなかった。

怖かった。

ただ、怖くて、動けなかった。

「なんだ、その目は!!」と、更にもう一発、妹に飛んだ。

そこへ、大好きだった祖母が割って入った。

父は、きまりが悪そうに、部屋を出て行った。

祖母の顔を見て、妹は、声をあげて泣き始めた。


優しい祖母は、温かい祖母は、その時言った。

「あんたは、お姉ちゃんでしょう!なぜ、止めなかったの!」

・・・・・言葉が、出なかった。
茫然とするしかなかった。

妹をかばいたかった。
でも、ワタシも怖かった。

ワタシも、泣きたかった。

祖母も、妹も、好きだ。
だけど、なんだか自分の中で、距離が出来てしまった。

泣くことも、忘れた。

泣いたって、何も変わるわけじゃない。
別に、自分を出さなくてもいいじゃない。
「明るくて、強いワタシ」を演じれば、いいじゃない。

そんな過去を抱えて、ワタシは生きてきた。

そんなワタシに、子育てが出来るのだろうかと、不安もあった。
でも、子供は可愛くて仕方なかった。
でも、幼い時の記憶が、その気持ちを邪魔することもあった。

子供たちに一番申し訳なかったのは、
幼い頃のワタシがそうだったように、顔色を見る経験をさせてしまったことだ。
こういうことは、巡り廻るものなのだろうか。

たったひとつ、確実に実行したことがあった。
「お姉ちゃんなんだから」という呪縛をかけないこと。
これだけは、外せなかった。

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なぜ住所がバレたのか

2022年04月05日 | 結婚生活 外伝

支援措置というのは、戸籍や住民票に閲覧制限をかけるもの。
それによって、例えばDVを受けて逃げている人や、
身を隠している人の新住所を突き止められないようにするといったもの。


支援措置とは、【 配偶者からの暴力(DV)、ストーカー行為等、児童虐待及びこれらに準ずる行為の被害者(以下「DV等被害者」といいます。)の方については、市区町村に対して住民基本台帳事務におけるDV等支援措置(以下「DV等支援措置」といいます。)を申し出て、「DV等支援対象者」となることにより、加害者からの「住民基本台帳の一部の写しの閲覧」、「住民票(除票を含む)の写し等の交付」、「戸籍の附票(除票を含む)の写しの交付」の請求・申出があっても、これを制限する(拒否する)措置が講じられます。】
リンク  https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/daityo/dv_shien.html

それなのに、元夫はワタシたちの住所を知っていた。
これが分かったのは、離婚か成立して、娘たちが元夫とご飯を食べに行くなど
交流が復活(というのかな?もともとなかったもので・笑)したときに、
元夫が娘に話したことから、知りました。

住所がわかった。それは、なぜか?

原因となったのは、『飼い犬』でした。

飼い犬にかけている保険の契約者変更をするには、契約者本人の手続きが必要で、
「結婚生活」中に書いたように、ワタシはネットで、契約者はそのままで、住所と払込方法を変更しました。

そして、元夫のFacebookアカウントで見かけた、飼い犬と同犬種の犬の写真。
この犬が原因になりました。

いや、犬が悪いということではないです。

犬を飼う以上、やはりかかりつけの動物病院はあって
連れて出た飼い犬が通っていた動物病院に、
元夫は新しく買った(飼った)犬を連れて行ったわけです。
その病院には、保険会社から住所変更の通知が来ていたのでしょうね。

受付の人が、
「変更された住所はこちらでよろしいですか?」
と、カルテに書かれた、ワタシが変更した住所を見せてきたらしいです。

もちろん、元夫は「自分が見てはいけないもの」という意識があったようで
自分も新しく犬を飼い始めたし、元の住所に戻したのではないでしょうか。

支援措置を取っても、こういうことで簡単に知られてしまうのですね。
もちろん、元夫が新しく犬を飼わなければ、知られなかったでしょう。
そして、ワタシ自身の考えの浅はかさに、反省しました。

元夫が、変な気を起こしていたとしたら、娘をも巻き込んでしまう結果になった可能性もあるのですから。

これは、考えつきませんでした。


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社会人経験②

2022年03月31日 | 結婚生活 外伝

一緒に仕事をしていて、この年配女性はくせの強い人だと思った。
今も一緒に働いているが、ワタシとは生きてきた世界が異なる人だった。
そのうち、中途採用の社員は会社を休職し、半年後辞めていった。
この年配女性が、他の社員に話していることを聞いてしまった。
「経験者だっていうのに、仕事が出来ないからしつこくきいてやった。
 自分で考えるんじゃなくて、仕事を与えられてただけだった。
 なにが経験者だよ(笑)」

ああ、一種の苛めじゃないか。
こういう人がいるから、後進が育たないのか。
多くの原因は、恐らくこの人だ。


確かに、中途採用の社員は、少し感覚的に違うところがあった。
自分のしやすいように、ルールを無視して仕事をしてしまうし
それを指摘しても「私には出来ないから仕方ない」と言ってのけてしまう。
でも、教えられたことはきっちりとやっていたし
繰り返しすることは、忘れることなくやっていた。

ワタシの方が、ところどころ忘れてしまうことがあったくらいだ。
その社員は、やる気はあるけれど、上手く当てはまることが出来ず、
おまけに、なぜか人の神経を逆なでしてしまうというところがあり
ほかの人から手を離されてしまう、という結果になっていた。

そんな状況の中、ワタシの中で、変な責任感と対抗意識が働き始めた。

生きていくためには働いて、金銭を得なければならない

自分は当時、派遣社員としての給料が思ったより多く感じて
満足していた。
今思えば、まったく多くはない。
一年後、契約社員の打診があり、その通りになったが
社会的には、底辺の給与だ。
そして、それでも働き口があることを幸いとする年配者が、多くしがみついている。

そして、そんなベテランを重宝がる会社。
ベテランは、長年勤めてきた自尊心があり、
定年を迎えて立場が時給制に変わろうとも、
その自尊心が立ちはだかり、育とうとする若い芽を摘んでしまう。

そんな職場は、派遣法改正により、一斉に正社員化を実行。
ますます、年配社員が勤めやすい環境になり、高齢化が予測される。
運悪く、契約社員のまま定年を迎えた人たちは、時給制となり
格上げされた正社員への風当たりを強くする。
だけど。
立場ではワタシも同じだ。
生きていくために、働かなければならない。

ワタシのその気持ちだけが、年配者たちを受け入れる。

割り切り。

社会ではそれが必要なことも、覚えた。

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社会人経験①

2022年03月22日 | 結婚生活 外伝
紙切れ一枚のことだけど、解き放たれた気がした。
今までの生活に戻らなくていい。
そんな風に思ったら、未来は無限のように思えた。
 
ワタシは、パートのダブルワークに限界を感じたとき、
パートはやめて、大手三社の派遣会社に登録した。
無論、すぐに職が見つかるとは思わなくて、
2~3ヶ月は無職になるだろうと予測していた。
 
トップ2の派遣会社は、簡単なパソコンのテストがあって
ワードとExcelがどの程度使えるのかということも、判断された。
大手三社に登録したものの、一社だけは現住所と住民票が同一でないといけなくて
結局は、2社に本登録することになった。
(住民票を簡単には移動できなかった理由があったから)
 
一社は「事務職って、今は難しいんですよねぇ」という言葉通り、
なんの紹介もされなかった。
もう一社は外資系の派遣会社だったのだけれど、すぐに仕事の紹介があった。
面接を受けに行ったけれど、そこは断られて、難しいものだな…と思った矢先、
今ワタシが働いている職場の紹介を受けた。
 
当時は、娘の費用をねん出するため、生活費を稼ぐため、という気持ちだったので
仕事を選ぶことなど考えもせず、面接を受けてすんなりと、決まった。
担当してくれた派遣元責任者は
「ある程度、人生を経験されている方でないと、ここは難しいんです」
と、言った。
 
この言葉は、本当に的を射たものであると、今更ながら思う(苦笑)
派遣先の長は、とても気さくな方で「すぐに来てください」と
パートの最終日終えたワタシは、翌日から勤務することになった。
 
【派遣社員】はその名の通りで、派遣されて別の会社の仕事をするから
責任のある仕事は、させてもらえない。
そのぶん、気持ちの上では楽で、双方の会社に損をさせないよう
ただ真面目に淡々と働けばいい。
20数年ぶりの事務職は、パソコンが当たり前になっていたが
限られたシステムを使っての仕事だったから、難しいことではなかった。
 
しかし、業種としては特殊なので、今まで経験したことのない分野を
経験することになった。
職場はどう見ても、年配女性が多く、最初は感心していた。
こんなに働く意欲のある女性が多い、という風に捉えたから。
 
そんな中、職場の長から「契約期間を半年に延ばしてほしい」という
要望をもらったのだけど、断った。
当時は、一緒に勤務することになった新入社員(中途採用)の人が
少々苦手で、その人との相性によっては、辞めることも考えていたから。
 
勤務してしばらくすると、職場に派遣社員が多く
そして、入れ替わりが激しいことにも、気付いた。
そのうち、詳しくは書けないけれど、配属部署で動きがあり、
ワタシは変な責任感で、ずっと勤務し続けることになった。
 
そんな中、ワタシが勤める前には、人の入れ替わりが激しく
人が居付かなかったという話が、耳に入った。
しばらくして、配属部署の年配女性が、中途採用の社員を完全無視し始めた。
(続)
 
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