夫が営業活動を始めてから、金遣いも更に荒くなった。
半年間くらいだろうか、
週に2~3日は帰宅が遅くなり、
翌月のクレジットカードの支払い明細を見て驚いた。
そこには、キャバクラと思われる同じ名前が、びっしりと連なっていた。
そのカードは、ワタシも家族会員になってはいたが
ワタシは一切使っておらず、夫の使用履歴だけがあった。
さすがのワタシもこの金額には驚いて、夫に聞いた。
夫は悪びれもせず
「いやぁ、〇〇不動産の社長が面白い人で、一緒に行くと楽しいんだよ」
と、あっさりと言ってのけた。
ワタシは初めて大きな声を出した。
『いくらなんでも、自腹ってどういうこと?
これは会社でもってくれないの?子供が三人もいて、この月の支払いはどうするの?』
「ボーナスで補填すればいいやん。それくらい、あるやろ」
開いた口が塞がらなかった。
1ケ月に20万弱もの支払い、一般家庭ではあり得ない。
それが、数か月続いた。
最初は夫も営業活動をして仕事を取ってくれば、その仕事の分だけボーナスに反映して
たくさん貰えるとふんでいたようだ。
確かに、会社として利益が増えれば、還元はするだろう。
しかし、一年もたたないうちに、
「俺がどれだけ頑張ったところで、自分に全部返ってくるわけじゃないし」
などと、泣き言にも取れることは言い始めた。
ワタシは、心の中で憤慨した。
ふざけんな、お前ひとりの問題じゃないんだ。
家族皆で払ったようなもんだ、どうしてくれるんだ!
ってね。
でも、
夫の営業活動は、続くのであった。
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