公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

オートレースだけは潰すのか?

2005-12-01 12:33:39 | オートレース

浜松の「大エース」・伊藤信夫選手が9月から書いている「Nobuo Ito Fighting Diary!」の中で、首をかしげるかのようなことが色々と掲載されてあった。

浜松市は2007年1月1日の政令指定都市移行を目指している。ところがだ。

駅前にある「浜松アクトタワー」は営業開始当初からテナント入居状況が思わしくなく、それどころか同施設の目玉であったタワーレコードがアクトタワー店を閉鎖して郊外へと移したとたんに客の流れもそちらになびくという始末。しかもタワーレコードの閉店後、いくつかの店も畳んでいる状態だとか。

ザザシティ浜松は資金難に陥っているとか。公的資金投入は免れたみたいだが、客入りのほうは今も「どうなのかね」?

http://www.digisbs.com/scope/20040604101726.htm

それどころか、破産した老舗百貨店「松菱」に対してはその跡地問題に対して市が大きく関与している。

だが、浜松というところは駅前のこうした商業施設よりも今や郊外のほうが客が集まるみたい。しかしながら、郊外だから地元の人間は車ですぐに行けて便利だろうけど、「客人」がわざわざそんなところに行くはずもなし・・・

しかしながら、私も旅打ちをして大概の政令指定都市に行ったけど、駅周辺に繁華街がないようなところは一つもなかったね。また、車がないと行けないなんてところもない。

だからこそ、ザザやアクトタワーがあるんだろうし、市も松菱跡地問題に対しては相当肩入れせざるを得なかったんだろう。

でも駅前って本当に浜松は人が流れてないな。

さらに浜松オートレース場よりもはるかに「赤字の垂れ流し」に終始しているのが、「はままつフラワーパーク」。

信夫選手のブログによれば(浜松オート保存委員会様のコメントより)、

浜松フラワーパーク、フルーツパークの平成16年度の単年度赤字が58億円抱える中、過去3年間管理公社は損益計算書に載せない形で11億6千万円の償却費を市の負担金でまかなっていたことを発表さらに平成12、13年度の償却費についても市が補助金を出していたらしい』

とのこと。

おい!こんなところに税金を投入してるんかい!しかも簿外計上しているとは。下手をしたら「犯罪」だな。

ところではままつフラワーパークといえば浜松駅からバスで1時間近くかかるばかりか、入場料だけで800円取られる(市営動物園は別料金)。ま、「公営施設」だから安い部類に入るんだろうが、果たして「リピーター客」ってのはどれくらいいるのか?

しかもオートレースの赤字額って累積でも10億円もいってないわけだろ。しかも今まで基金で賄っているから税金は1円も投入されていない。それにしてもはままつフラワーパークやフルーツパークって累積赤字はどれくらいあるんだい?

そんなところを見過ごしておいて政令指定都市移行に「邪魔」だからってオートレースだけ「目の敵に」するわけかい。

このままの状態で果たして「政令指定都市」に相応しい都市となれるものなのか?

伊藤信夫選手はさらにこの政令指定都市移行にに関してこんなことを述べている。

http://nobuo.ikamaika.net/t914

「生きた」3500億円というんであれば問題ないわけだが、その3500億円っていう「大金」は果たしてどのように使われるのか?

まさか国や大手ゼネコンの利益のためだけに「食い物」にされているというんであれば「どうしようもない」。オンブズマンはしっかりと監視するべきだろう。

そして信夫選手は、

『田舎は田舎なりの生き方でいいじゃん。音楽の街、花の街・・・悪い事とは思わないけど、背伸びしちゃ駄目でしょ。今だって多額の借金あるんだから。』

と述べている。

しかしながら本当に浜松市って政令指定都市に移行してうまく街づくりができるもんなんだろうか?かえって「ダメ」になってその上オートレースを潰しましたではどうにもならんわけだろ。

それに、オートレースがなくなると私自身ももう浜松に行くことなんてないわけだろうし・・・

コメント (2)
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