AMラジオ局、FM化検討 デジタル化、聞きにくさ解消(朝日新聞)
文化放送、TBSラジオ、ニッポン放送などのAMラジオ局が、FMラジオへの移行を検討していることが27日、わかった。高層ビルが電波を遮るなどして聞こえにくいことなどから、AMの経営環境は悪化している。聞きにくさの解消を低コストで実現し、生き残りを目指す。災害時に強いラジオを重要視する政府もFM化を後押しする方針だ。
関係者によると、在京局のほか、関西や地方にも移行を検討しているAM局がある。早ければ数年後の移行を目指す。FMになれば周波数は変わるが、障害物の少ない高い場所から電波を送れるため、聞こえやすく音質も良い。当面はAMも残し、FMと同じ放送を流す見通し。AM局の半数は2020年度までに老朽化した送信所の更新時期を迎え、設備投資額を抑えられるFM移行を目指す局は増える可能性もある。
FM移行に伴い活用を考えているのは、テレビのデジタル化で空いた「V―Low」と呼ばれる電波帯。これまでラジオ業界は、ここを使ったデジタル化を検討してきた。東日本大震災でラジオが見直され、聞きやすく多様な情報を届けられるデジタルラジオを立ち上げ、災害対策に役立てる構想だ。
思えば、私は中学、高校時代は、大阪在住であるにもかかわらず、よくTBSやニッポン放送の番組を聴いていた(文化放送はKBS京都の電波が強すぎて聴取不可能)。それは、大阪の番組があまりにもローカル色すぎてつまらなかった反面、東京のAM局というと、関東ローカルなのに、内容が明らかに「全国区」だったからだ。それにパーソナリティも、日ごろテレビに出演する面々がほとんどだったということもある。
但し、さすがに朝と昼は聴けない。それは
こうした理由があるからだ。
そんな「懐かしい」思い出がある一方で、東京のAM 3局がFMに移行なんてことになったら、そんな楽しみはできなくなってしまう。
ところで、東海ラジオもFMに移行、なんて考えているんだろうか?だとすると、チア・スポにおける大師匠コーナーは聴けなくなるな。
ということを踏まえると、FM放送なんてやるんじゃなくて、AMはそのまま残し、難聴地域向けには、ネット配信すればいいだけのことじゃないかな。
ま、今は短波(DX)ラジオなんて持っている人はあまりいないと思うけど、インターネット出現以前までは、遠方地域情報をキャッチできる手段は短波ラジオしかなかった。そして、上記の通り、大阪に居ながらにして、東京や名古屋、あるいは九州や北海道の番組だって聴けるわけである。
しかし、FM化されると、それはできなくなってしまう。FMは音質がクリアな反面、電波は飛ばないからね。
ま、ネットがなかった時代だったら断固反対だったな。今は?、うーん、今でも反対だ。
それと、上記の話については、難聴問題解決の理由の他に、デジタルラジオ普及への狙いがあるものと考えられる。要するに、総務役人の「利権稼ぎ」目的ね。