ようこのかまど

おいしいからうれしくなるのかな、うれしいからおいしくなるのかな。

ここちよさについて

2018年03月16日 | Weblog
Denkt nicht an euren eigenen Vorteil. Jeder von euch soll das Wohl des anderen im Auge haben.
‭‭Philipper‬ ‭2:4‬

…The greatest gift you can give somebody is your attention because your attention is your time, and your time is your life. You’re never going to get it back, and that’s why it is so precious when you give it.
Learning the lost art of paying attention is an act of love.

人間関係における「やさしさ」とは、相手が自分の気持を察してくれ、それをわが事のように受け容れてくれる時に感じられるものでした。自分が「やさしい」気持になれるのも、自分が相手と同じ心持になった時のことでした。いずれの場合も「やさしさ」が双方にとって心地よいのは、自分と他人の気持にずれがなくなり、一体感が得られるからでした。
(「やさしさの精神病理」大平健)

後輩が教えてくれた本。シチュエーションがあるある過ぎて、一気に読みました。上記の従来の「やさしさ」の説明を読んで、パッと思い浮かぶ相手がいました。それで幸せだなと感じて終われたらよかったのですが…私は大平先生の言う“現代の若者のやさしさ”もとてもよくわかってしまう世代だということもわかりました。
というか、後半まで読み進めて実感してしまったのは、私を取り囲む人々が「やさし」かったり“やさし”かったりする以前に、私が激しく現代風の“やさしさ”を発揮することによって問題を拗らせてきたかもしれないということでした…ショックだけど、悔しいほど腑に落ちてしまったのです。

ついでに、最も分かりたくないような人の気持ちを、急に理解することができてしまった気さえしました。ほんとにふと思い出して。関わり合いにもなりたくないような、色々言われている人のことなのに。マズいぞマズいぞ、なんだか同じ境地に立ってしまいそうだ……

それで
ああ、いったん全部きれいにしたい
と思っちゃったわけです。
春ってそういう気分になりやすいもの?

ちなみに、「絆」って「ほだし」とも読めるのだと、この本に紹介されていました。ゾクッとしました。
“絆なしの絆はありえない”
さて、どっちが「きずな」でどっちが「ほだし」でしょうかっ!

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