ようこのかまど

おいしいからうれしくなるのかな、うれしいからおいしくなるのかな。

みんな大好き♪マリレン

2006年09月28日 | たびたべた
さて、今回はアプリコット特集です。
インスブルックでは、夏、果物屋さんや市場にたくさん並ぶ果物の一つ。
生ではもちろん、8月になってやわらかくなってしまった実は、ジャムにしたり、ケーキやクヌーデル(だんご)に入ったり…。
いろいろな形で愛されている果物です。

オーストリアではMarillen、ドイツではAprikosenと呼んでいます。
レシピでも、オーストリアで買ったのに、「Aprikosenのなんちゃら」って書いてあったら、絶対ドイツで出版されたに決まっています。Aprikosenなんて、日本に来て初めて聞いたもん。お互いに、かなりのこだわりがあるみたい。
他にも、ナスはオーストリアではMelanzani(←イタリア語っぽいでしょ)一方、ドイツではAubangine。プルーンはオーストリアではZwetschken、ドイツではPflaumenなど、発音だけではなく、日常生活に登場する物の言葉まで地方によって変わってくるので、おもしろくもあり、島国ニッポン人の私としては、いつまでたっても不思議でもあるのです。(辞書に載っていないものなんか、本当に困っちゃうし)

2週間お世話になったAbsam村では、多くの家の道路沿いの壁にマリレンの樹が這わせてありました。私たちが泊まっていたお家にもありました。
上の写真は、この樹から収穫したもので焼いた、マリレンクーヘンです。おばさんが、最後の日に庭のすてきなテラスにお茶に呼んでくれたときに出してくれました。加熱すると酸味が増して、甘い生地とのバランスがとっても良い。新鮮なマリレンがいっぱい手に入る向こうでしかなかなか味わえない大好きな味。また食べたいなあ。

ここに泊まっていました。


近寄ると・・・。
はしごが見えます。高いところになった実は、おばさんの息子さん達(私のドイツ語の先生もそのひとりなのですが!)やその子供達が遊びに来た時に採ってくれるそう。


わー!っと母さんと感激していたら・・・


採ってくれました。くるみはまだ若かったけど、去年収穫したものを味見させてくれました。
庭には他にもいろんな植物がありました。次に写真を載せようと思います!



インスブルックのカフェで母さんが食べたマリレンクヌーデル。スーパーにはこれの冷凍も売ってたり。
酸っぱいんだわ、これが。生地は、熊本のいきなり団子に似ている。


私が食べたのはマリレンクーヘン。
昔からあるカフェに入ると、たいていコーヒーやココアは席で頼んで、ケーキは玄関に近い所に飾ってあるショーケースまで選びに行きます。
ドイツ語の先生に、イタリア人の友達と連れて行ってもらったカフェで、初めて学んだ…。本格的な(っていうのかな?)カフェに入ったのは実はその時が初めてで。
"mit Sahne?(クリーム付ける?)""Ja, bitte(はい)"
・・・え?・・・たっぷりちょうだいとは言ってないぞ・・・



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