熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

厚みは12ミリ

2024-05-16 17:20:55 | 文章

5月16日(木)、晴。
風の強い一日でした。

映像は、水無瀬兼成卿八十二才の駒をモデルに、秋の「水無瀬駒見学会」に向けて、制作中の「玉将の根付駒」。
盛り上げ駒の手法で彫り上げて、漆を埋めた途中の姿。

駒のサイズは本物に倣って分厚く、実測すると12ミリほど。
25枚作成するつもりでした1枚は脱落しての24枚。
只今の姿です。

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4 コメント

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Unknown (おお)
2024-05-16 19:41:08
5月10日テレビ取材の記事では、コメント欄に「駒を扱う手つき」が話題となっていました。当時の水無瀬駒の厚みを見て、当然、現代のような駒捌きとは違うだろうと思います。駒尻を押して盤上を進めたのかもしれません。想像でしかありませんが、古駒の裏字が見事にかすれているのはそのせいではないかと思うのです。
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Unknown (熊澤です)
2024-05-18 06:53:51
厚みを間違えていました。
12ミリが正です。
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Unknown (おお)
2024-05-18 12:18:35
将棋駒の世界では、1mmの差は大きいです。雛駒になれば、0.1mmの差でも大きいでしょう。平箱に収めると、王将、飛車角、金銀、桂、香、歩のわずかな違いが見事に成型されています。駒木地の成型について、ご苦労やこだわりを改めて教えてください。
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Unknown (熊澤です)
2024-05-18 13:08:27
おっしゃる通り、1ミリの差は大きいです。
特別のモノでない限り、玉将は通常9ミリから9.5ミリ程度、歩兵の7.5ミリから8ミリ程度で作ることになります。
その1組ごとに、厚みは玉将から歩兵まで順次、少しずつ段階(差)をつけて、薄くしてゆきますが、別に「コレコレの寸法」と言うような数値を決めているわけではなく、あくまで自分の感覚で「これぐらい」と、その時の感覚に任せての厚みにします。
ただ、木地の段階と仕上がった段階では、微妙に厚みが変わりますから、その辺のことは仕上がり寸法を頭において、考慮しながら工程を進めることになります。
従って、同時に作った一組の場合は何ら問題になることは起こりませんが、違う時期(ロット)での駒が紛れ込むと、厚みや大きさのバランスが崩れてしまうこともあるわけで、注意しなければなりません。
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