熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

13号

2009-03-08 19:38:32 | 文章
久方ぶりの「駒づくりを楽しむ会・会報」、本日は13号です。

発行日は、昭和54年2月10日です。
丁度、今から30年前になりますね。
編集後記を読むと、この年の「年末年始から1月の半ばまで、郵便の届くのがべた遅れで、ひどいのになると半月かかってやっと届くという有様」とあります。
すっかり忘れていますが、この年には、そんなことがあったんですね。

それに前年の12月12日に、、依然少し触れた渡辺汀さんから「今後、プロの駒師として進みます」という挨拶状を受け取ったことが記してありました。
「なかなか大変だと思うが、うらやましい。とにかくがんばってください」と、小生は心情を述べています。

写真は、東京池袋の三越百貨店・将棋まつり会場での「作品展のスナップです。
慣れない百貨店のショウウインドウの中に入って、会員諸氏が店番をしているショットです。
右上の写真、奥から秋葉健次さん、中村新太郎さん、増山雅人さんの顔があります。そのほか西沢英男さん、北田義之さんにもお手伝いいただきました。

遠路から出品者でありまた観客として、岡山の小山章さん、富山の矢田久幸さん、愛知県の天津和明さんと加藤俊一さんが応援と激励に来てくれました。
このときの展示作品は、20人の延べ29作品。彫り駒が15点、彫埋め6点、盛上げが8点でした。

この中で最年長は、中村さん。正確な年は覚えていませんが、60歳ちょっとでしたか。
西沢さんが小生より少し上、若い秋葉さんは大学生、増山さんは大学を出たくらいでしたか。因みに小生は36歳でした。みんな若かった頃です。

西沢さんは、そのころ日本興業銀行に勤めておられましたが、去年、我が工房を訪ねてくれました。
いつも背筋をピンと伸ばして健康で矍鑠たる姿勢は、以前と変わりありませんが、現在は白い立派なひげを蓄えておられました。
年賀状は毎年やり取りしているものの、20何年ぶりかの再会、うれしかったです。



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