熊澤良尊の将棋駒三昧

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文字がちょっとふっくらした彫り埋め駒

2019-08-20 19:46:48 | 写真

今日は、ちょっとふっくらした彫り埋め駒。

普通、彫り埋め駒のイメージは、木地と文字が真っ平になっていると思います。ですが、私のばあいは、ときどき、文字のところがちょっと膨らんだ彫り埋め駒を作っています。

文字が膨らんでいるのは、盛り上げ駒ですよね。この場合、漆は、零点何ミリか、1ミリくらい膨らんでいるのですが、これはそこまで膨らまさずに、例えば0.1ミリとか、ほんの少しだけ膨らまし文字の漆を膨らませて作ります。0.1ミリくらいですから、眼で見ても気づかないほどですし、ましてや写真ではわからないと思います。

ですが、駒の表面を指先で触ると、膨らんでいることがわかるのです。ふくらみはその程度ですから、盛り上げ駒とは言えませんし、言いません。

ということで、今日は、その「ちょっとふっくらした彫り埋め駒」が出来上がりましたので、映像をアップしておきます。これは、普通のお店にはおいても、アッピールのしようがむつかしいので、直接、わかっていただける方にお渡しすることにしています。今回も、そのようにします。

木地は、御蔵島ツゲの整った柾目。その映像もアップしておきます。

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