熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

正親町

2010-06-08 19:22:29 | 文章
6月8日(火)、曇りのち時々小雨のち晴れ。

午前中は、水無瀬神宮へ。
「鑑定団」が「将棋馬日記」を撮影しに来ると言うので、何か役立つこともあろうかと出かけました。
カメラマンは大阪からのようですが、ディレクターは東京の製作会社の若い女性。
可愛く利発な顔立ちで、「水無瀬駒」については、「」でしっかり勉強して来たらしく、少し安心しました。

「駒日記」の撮影は、1時間余り。
途中、それでも1か所だけ小生が役立つ場面がありました。

譲り先の名で「正親町殿」とあるのを、「(正親町)天皇」と思って撮影するところでした。
オッ・トッ・トー・トー。
それを制して、「その正親町(殿)は、天皇ではなく正親町さんという公卿さん。『上』とあるのが天皇で、天皇は名前では呼ばないのです・・」。

これは、年配者とか、歴史に深い人ならご存じのことなんでしょうが、若い人なら勘違いすることも多いんではないでしょうか。
そのまま放映されていれば、とんだ恥を曝す結果になったわけで、これを防げたことだけでも、今日、撮影現場に立ち会った甲斐がありました。
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