カワムラ・ニシキ、セミレストア終了！

＊写真の自転車＊
　セミレストアを終えたカワムラ・ニシキのロードレーサーです。先日、名古屋より持って帰ってきた３台の内の１台です。クランクやギア・ハンドル回りシートポスト他全てが相当なサビでリム等は磨くのを諦めようと思うくらいの状態でした。

　取りあえず、全ての部品を外し、あらかたサビを落としたのですが、以外やフレーム自体は塗装がしっかりしており、チェーンステーのメッキだけがサビで浮いている状態です。

　いつもなら、フレームも塗り替えてしまうのですが、勿体無いので磨きとチェーンステーは傷よけのテープで誤魔化す事にしました。

　また、ヘッドセットもフォーク側の椀のサビがかなり酷かったのですが、KAWAMURAの刻印があるのでサビを落とすだけにしました。メッキまでやり直せば綺麗になるのですが、やりだすと切りが無いので今回はここまで。

　また、ブレーキやクランク・ギア・ハブも105が入っているのですが、すごいサビです。部品ごと変えようかとも思ったのですが、フレーム自体そのまま磨きだけで使用するので、部品もサビ落としをして、全体に使い込まれた雰囲気で仕上げる事にしました。

　クランクは表面のクリアー塗装を剥がしアルミのサビを取るのですが、サビの根が深くなかなか綺麗になりません。それでもそこそこに磨きクリアー塗装で仕上げます。

　さて難関のリムです。MAVICのチューブラー（シルバー）なのですが、リムの色が白に見える位の状態です。あまりの酷さに、ワイヤーブラシでゴシゴシとやってしまったのです。

　当然リムはキズだらけ、後からおもえば真鍮（しんちゅう）のブラシを使えば良かったと思いました。でもキズは別にしてサビはあらかた取れました。そこからは、電動ドリルの先にウエスを巻きつけ、アルミ磨きの友ピカール（このネーミング笑うでしょ！）でバフ掛け。

　前後輪のバフ掛けに丸一日掛けました。３６本のスポークの間をつぎつぎと磨いていくのですが、肩はこるし、腰は痛いし、店番もほったらかしで何とか納得の行く所まで仕上げました。リムは勿論ですがこのバフ掛けでニップルも綺麗に輝きを取り戻しました。

　ＢＢ・ヘッドセット・ハブとグリスアップを済ませ、リアのカセットもバラバラにしてサビを落としサドルは手持ちの物をつけて、タイヤは前後新品の物に入れ替えワイヤーリングの後バーテープを巻いて終了です。ちなみにサイズは（C－T）480ｍｍのちょっと小さ目の物です。