夏バテぎみなのか、目覚めた時の体調が今ひとつなので、近場で未訪瀑の滝を幾つかチェックしておいた。今日は穴吹町エリアの未訪瀑滝を目指す。
6時過ぎに出発してR193からR492、白人神社で穴吹川を渡り林道へ。桂さんの情報では、林道終点まで車で入れるとのことだったが、3ナンバー車ではかなり厳しい。約1km侵入したところで車幅ギリギリの橋に出くわしたので、その手前の空き地に車を停め、山歩きスタート。
徒歩スタートは7時50分。右の写真は、帰り道で撮ったものだが、車を停めてすぐの沢に落ちる滝。桂さんのHPにも記述のない無名滝だが、結構印象的だった。
今回から、VANGUARDのザックを使用している。春に岩黒山・白猪谷をご一緒させてもらったKENさんが使っているのと同じものを購入した。三脚をサイドに取付られるのと、カメラ機材以外のものを収納しやすそうだったから。また、最近使っていたザックはかなり重く、先週の黒滝訪問後には、左肩にかなり負担が掛かっていたせいもある。
今回の装備は、D300sに28-300mm・ワイコン付き18-55mm・50mmマクロの3本。予備バッテリーやメモリー、フィルターなどを入れた後には、水筒とペットボトルのお茶と昼食のおむすび。記録用のコンデジやGPSを入れても、やはり前のザックより軽い。
途中流れこむ小さな沢は水量が少ないが、斜面から染み出す水が林道を浸す。軽自動車なら通行可能な道なので、歩きやすいのだが、やはり風がなく、湿度が高いのでかなりの汗をかく。
約30分歩いて林道終点に着く。そこから対岸の山道へと進むと、道は渓谷に沿っていく。
覗き込むと、水は覆いかぶさる木々を写して緑に染まる。水の色は明るいエメラルドグリーン。落葉に覆われた道、木々の陰があるにもかかわらず、緑に染まった回廊を歩いているような錯覚を起こしてしまう。
目印のプレハブ小屋で山道を外れ、川沿いの踏み跡を辿る。両岸に迫る岩によって道が途絶えるので、一度河原に降りる。
左の写真は、河原に降りた際、澄んだ水に映り緑が美しくて撮ったもの。静かに流れる澄んだ水の前で、少しの間時間を忘れてしまった。めざす三升蒔の滝はすぐ先であるはずなのだが。
岩を迂回すると再び踏み跡が現れるので、それを辿る。ほどなく、少し開けた場所に出てくると、そこにみえる三升蒔の滝。出発してから約1時間の行程である。
上左の写真は、最初に目にするシーン。高さ5m程のありふれた小滝のように見えるが、流れを渡って正面に回り込むと、まったく違った姿を現してくれる。
長い年月をかけて、水が岩を削って作った自然のウォータースライダー。削りながらその向きを変えていったのが分かる。規模的にはささやかだが、滝巡りをしていてめぐりあう、大自然の不思議。又滝の新たな魅力に憑かれてしまった。
一時間以上をこの滝の前で過ごしてしまった。長居したつもりはないのだが。
装備を片づけ、元来た道を戻る。
右の写真は、林道終点・山道に入ってすぐのところにあった小滝と淵。往路ではとても印象的に見えて、帰りに寄ると決めていた。撮ってみると思ったほどでもなかったのだが、緑色に染まった淵がいい感じである。
この淵を撮影中に、18-55mmのレンズに異常発生。AFがうまく動作していないようだ。キットレンズなので修理するより、買った方がいいかも。
山道は下りの方が足に負担が掛かるので、ゆっくり歩いて一時間。途中、沢の小滝を撮影したりしていたので、車に戻ったのはお昼前。予定では、もうひとつ別の未訪瀑滝を訪れる予定だったが、どのくらい時間がかかるか未定なので、今回はこれで切り上げることにする。
そうはいっても、これだけで帰るのももったいないので、次に訪れる下調べの為、滝へのアプローチの入り口と、駐車場所を確認しておく。
それを終えて、国道脇にある閑定の滝の前で昼食。この滝は道沿いにのぞけるお手軽滝であるが、この優美な姿は、見るたびに新鮮に感じられて不思議である。
昼食を終えるとまっすぐ帰路につく。穴吹川に沿って走ると、狭い道に数多くの車が停めてある。河原では多くの家族連れが遊んでいる。キャンプしながらの水遊びなのだろう。四国一の清流といわれる穴吹川ならではの風景である。
走行距離131km 9,844歩。
簡単に終わると思っていた三升蒔の滝訪問であったが、思った以上に時間を費やしてしまった。一度に二ケ所以上の未訪瀑滝を訪れるのは、少し難しいようだ。
今回は森林浴もたっぷり楽しんできました。水が緑色に染まっているのがとても綺麗でした。
三升蒔の滝も、このくらいの水量が優美で美しいようです。
閑定の滝は、国造沿いですので通りがかりにのぞけます。
猪鼻の滝、まだ行けてないんですよね。近場なので何かとのついでにでも寄ってみます。
私好みの滝ですね~
途中にも小滝や沢があったりして探検するのには面白いです。
三升蒔の滝は美しいですね~
豪快に落ちる滝よりもこの様な流れになっている滝が好みです
大きさは較べられませんがこの滝は柏原渓谷の入り口(西からの)に
ある猪鼻の滝(5mぐらい)に似ていますね
岩が削られて水がウォータースライダーのように落ちる様が。。。
閑定の滝も美しいです。