先日図書館から借りた本は、初めて読む作家さんの本。
病院の売店に置いてある、本関係の無料の冊子
「読楽DOKURAKU」からこの作家さんを知った。
お目当ての本は図書館には無かったけれど、同じ作家さんの本ならと借りてきたが、、、。@@@
文庫本なら裏表紙に話のあらすじが書いてあるけれど、単行本なら中身がよく分からないから不便だなといつも思う。
加藤 千恵 「アンバランス」
内容紹介
日奈子に突然つきつけられた夫の不倫写真。しかし、夫は性的不能のはずだった。夫の衝撃的な告白で崩れていく幸せな生活。そ
して、日奈子が気付いた自分の本当の気持ちとは…やるせない心情を繊細に、生々しく描き出す長編小説
加藤 千恵 「点をつなぐ」
内容紹介
28歳の滝口みのりは、コンビニチェーンでスイーツの商品開発に携わっている。大きなヒット商品を出したことは、まだない。
慌ただしい年の瀬を乗り切り帰省したものの、父母や地元の友人との会話に、東京との距離を感じる。数年前から、恋人はいない。
自分がその時々に選んできた「点」は、正解だったのだろうか……。
東京、地元、進路、恋人、仕事、服、デートコース――さまざまなものを選び、選ばないで生きてきた、28歳のリアル。
瑞々しい心情描写で注目を集める著者の真骨頂とも言える、待望の長篇小説。
石井 光太 「世界で一番のクリスマス」
内容紹介
石井光太は『物乞う仏陀』や『遺体――震災、津波の果てに』など、この世界の非情なる現実を見つめて、
われわれの振舞うべきスタンスを、真摯に問い続けています。
ここ十数年で風俗業界も大きく変わりました。
かつて女性が生きるための最終手段だったものが、いまや〝普通の貧困〟によって、生活費を得るために体を売るようになっているのです。
過酷さの質が変わったのかもしれません。
『世界で一番のクリスマス』で、石井光太が描いているのは、東京・上野界隈にある風俗業界で必死に生きようとする女と男たち。
女性用デートクラブ、無許可営業のデリバリーヘルス、廃墟と化したラブホテル、風俗嬢の駆け込み寺となるクリニックなどを舞台に、
男女のせつない心情の遍歴を、丹念にたどりながら見つめています。
表題作の主人公は、AV女優の姉を持つシングルマザー。
上野駅ホームで撮影した本書のカバー写真にも協力してくれた伝説の元AV女優・麻美ゆまに、石井光太が子供時代の話を直に聞いたことから生まれた作品です。