木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




今朝は遠州地方も冷え込み、薄氷がはっていました。
話は昨日の薪ストーブの続きです。
憧れの対象である薪ストーブのデメリットをたくさんあげました。
では、敢えて早急に導入に踏み切ったか?
問題点は解決したのか?(この先、解決できるのか?)

・薪ストーブは友人の厚意で譲り受けました。
 自分では資金的に難しくあきらめていました。
 (ストーブにお金をかける前に、
  まだ、山荘に必要なものがたくさんあるから)

・薪は偶然土木建築関係から無償で頂きました。
 週末帰省なので来年分までは確保できました。
 その先の保証はありません。
 常に林業、建築関係、植木屋などに気にかけておく必要があります。

・我が村では風呂を薪で焚く家が多い。
 山荘の周辺で3件の家が、風呂を薪で焚いています。
 したがって、薪ストーブを焚くことで
 苦情が来ることはないでしょう。

・防火について
 写真は昨日の炉台の上に貼られた不燃材の石膏ボードです。
 石膏ボード、床の間には45㎜の空気層です。
 石膏ボードの上には20㎜のモルタル。(明日、画像でUP予定)
 さらに10㎜のタイル。
 これで多分床下の低温火災の心配はないでしょう。
 残された問題点は、1階からロフトに貫通する場所と
 ロフトから屋根を貫通する場所の防火です。
 これはまだ作業も、部材も検討中で、
 来週以降、試行錯誤の作業後の報告になります。
 屋根に関しては、もう一つ大きな問題があります。
 屋根に穴を開けると言うことは、「雨漏り」の
 心配がつきまとうことです。
 現に山荘では2カ所、トップライトを採用した箇所で
 雨漏りに悩まされています。
 (先週の大雨の時は大丈夫でしたけど、油断できません。)

・煙突の手配に苦慮中
 伊豆の松崎町でも煙突は入手できます。
 しかし、その規格は直径105㎜または120㎜が標準規格です。
 舶来ストーブは6インチ(152㎜)が標準規格です。
 それでも、板金屋に依頼すれば注文でできるそうです。
 ただ、外国メーカーが推奨する2重煙突は、無理だそうです。
 どのhpでも、屋外部分と貫通部分は
 2重煙突(ダブル)を必須としています。
 外国製品を販売する代理店は2度、もうけるといいます。
 ストーブを半ば独占価格で販売する利益。
 さらに煙突敷設に伴う工事と材料費です。
 (カタログで見ると煙突のその周辺部材、驚くほど高いです)
 もちろん、私も資金に余裕があれば、
 安全かつ必要な出費は惜しまないつもりです。
 ただ煙突とその部材価格には必要以上の
 費用の上乗せがされている気がします。
 だから、煙突部分はもう少し自分で
 板金関係やダクト設備の業者を
 当たって努力するつもりです。
 これも報告は来週以降になります。

・家族の後押しが決め手
 まだ見通しの立たない問題もあるのに
 「猪突猛進」(亥年で最近よく使われてますね?)したのは
 家族の強い要望です。
 山荘改築は私の道楽です。
 道楽をやる上で欠かせないのは家族の理解、協力。
 「早く、ストーブつけてよ!」
 以前は週末、伊豆に帰省するというと
 不満の表情を見せていた妻も納得。
 今、私に追い風が吹いてます。
 こういう時こそチャンスです。

 薪ストーブは私のチャンスメーカーなのです。
これが急きょストーブ導入に踏み切った最大の理由です。
ただ、くりかえすと防火と安全とコストの問題は忘れてません。



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