『真田太平記』第5巻には『甲賀問答』と副題がついている。豊臣秀吉が天下様になり、平和が到来するが、秀吉は中国大陸まで攻め込もうとする。それに先立ち、名補佐役だった秀長が死に、懐刀のような存在だった利休に死を与える。秀吉の異常な姿が鮮明となる。こうした中で、徳川の諜報活動に携わる中山大和守という甲賀の棟梁と、その従弟で秀吉の諜報活動を受け持つ中山内匠が大和守の屋敷で会い、今後の情勢を話し合って協力を約する。その話し合いをさして『甲賀問答』としたもの。その動きを真田の草のものが監視していたが、中山の忍び集団に捕捉され、お江という忍びが危機に瀕する。さて、その続きは?はらはらどきどきの展開だ。
『真田太平記』第4巻『上田攻め』を読んだ。上田を本拠地とすることを決めた真田昌幸は、上田に城づくりをすすめる。この上田城を徳川家康の軍が攻める。小城のこととて、1万人程度の軍勢で、家康は出陣していない。本来なら一たまりのなく落城となるところだが、真田一族は知謀の限りをつくして、これを打ち破り、「信州に真田あり」の武名をとどろかせる。
8月14日。おはようがんす。昨日も20㌃分の一番大きな田で殺虫剤を散布。今年新しく田んぼに戻したところなので、土が固く意外と作業がはかどった。散布中、アブがまとりつき、一度手袋の上から刺されてしまった。長袖を来てマスクをしているので、ほとんど刺される要素はないのだが、手袋の薄い部分に止まって刺したのである。彼らも、産卵をするいために動物の血を吸わなければならないので必死なのだろうが、刺される方は迷惑である。そういえば、学生時代東北農試の研究室で、アブの幼虫の世話をしたっけななどと思い出す。
当地では今日からが「お盆」で、今朝は「精進料理」となる。クロマメご飯、お煮しめ、ゼンマイとコンニャクの炒め物、キュウリもみ、ハクサイのおひたし、おまけでサラダときた。妻のつくったクロマメご飯とお煮しめは、ほぼ「おふくろの味」になった(私のおふくろでなく亡くなった義母のこと)。
今日は埼玉にいる、妻の3番目の妹一家がやってくる。午後からは墓参りをし、親戚まわりがあるので、午前中に田んぼ1枚に殺虫剤を撒いて終わろうと思う。「穂ぞろい1週間以内」という対策の適期があるので、盆中であっても作業をしないわけにはいかない。ここが勤め人とは違うところだ。