山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『真田太平記』3『秘密』=池波正太郎著

2014-08-13 07:40:49 | 読書

いや~、面白い。池波正太郎の『真田太平記』の第3巻も一気に読んでしまった。第3巻は『秘密』と副題がつけられている。秘密の中味は、長男の源三郎、次男の源二郎の出生の秘密であり、昌幸の隠し女とその妊娠のことであるらしい。昌幸の妻の妹の子ども=樋口角兵衛も昌幸のこではないかという気配が漂う。角兵衛は、はらんでいる昌幸の隠し女を殺そうと出奔する。それを察した源二郎はこれを阻止すると同時に、奥方に情報を知らせ、殺害をたくらんでいた草のものをも処断する。徳川家康は、真田を攻めようとするが、自ら発病し、生死の境をさまよう。第3巻の最後のところで、「いったんは死にかけたがなおった」という報告を草のものから受け、笑い出すところで終わっている。昌幸の心理のほどがうかがい知れる表現だ。このあたりが池波らしいと思った。


今日の朝食(8月13日)ユウガオ料理

2014-08-13 07:26:27 | グルメ

8月13日。おはようがんす。昨日は斑点カメムシ対策の殺虫剤を散布したが、10㌃分で2時間もかかってしまい、しかも大型のアブの襲撃を受けて参ってしまった。手回しの機械では限界と思い、近くの農機具店に相談に行った。クボタの営業所もあるし、JAから取り寄せる方法もあるのだが、導入後こまごまと世話をしてもらうには、こうした個人経営の店の方がつきあいやすい。動噴も安いもので6万円台からあるのだが、あまり能力の低いものでは後々悔いを残すので、やや良いもので10万円程度のものを発注した。残念ながら、販売店が盆休みなので19日か20日にならないと到着しないらしい。今日も手回しの機械で、できるところから散布しようと思う。

今朝は、ユウガオの炒め煮が出た。栃木県などではカンピョウ用に丸い形のユウガオをつくっているが、当地の物は細長い形のもので、もっとも食べられるのは炒め煮である。鷹の爪を入れたり、ミョウガを入れたりしてアクセントをつける。夏を代表する食べ物である。あとは「ひっつみ」に入れても美味しい。

台風が過ぎて、気温がぐっと上がるかと思ったら、何か秋風が立つような感じになってきた。大野夏祭りが17日から始まり、18日には北奥羽宇ナニャドヤラ大会が大野小学校校庭を会場に開かれる。私も「大野盆踊り太鼓保存会」で、ここ何年か太鼓の練習をしてきたのだが、いよいよ今年は本舞台に立つことができそうだ。祭りが終われば、稔りの秋である。