幸田真音という作家は、最近知った作家である。読んだ本はこれで2つ目。経済小説を書く人らしい。今回は大野図書館で見つけた『天佑なり』上下を読んだ。副題に『高橋是清・百年前の日本国際』とつけられていた。高橋是清については、軍のクーデターで殺害されたこととか、盛岡から衆議院に選出されたこと位しか知らなかったが、この小説を読んで色々発見することがあった。そういえば、NHKの『坂の上の雲』で西田敏行が高橋是清の共和学校の校長時代を演じていたのを思い出す。高橋是清は、仙台藩の足軽の家の養子で、若い時横浜に出、志を抱いてアメリカに渡るが、何と奴隷契約をさせられてしまう。そうした幾多の経験を踏まえ、取得した英会話を活かして国際的な活動をするようになる。百年前の日本国債は日露戦争の戦費調達のため、日本政府がロンドンで外債を売り出しそれを成功に導いたのが高橋是清であったこと。合計6回も大蔵大臣の任にあたり、ついに凶弾に倒れたこと。日本がその後戦争一色の道に入って行ったことなど、今、安倍内閣のすすめる「戦争をする国づくり」との関係で、どこをゆるしてはならないか、いろいろ考えさせられる小説であった。
水曜日はいつも山クジラ♂が料理を担当し、「山賊食堂」と名付けている。これから会議があるので、できるだけイージーにメニューを考えた。そろそろ期限の牛肉とタマネギを使ってハッシュドビーフをつくり、冷凍のアジフライを揚げ、残り物のキャベツ(中心部)とキヌサヤを湯がいて味噌マヨネーズ和えに、あとは大きなトマトをカットして塩を少しふった。今日は山クジラ♀は議会の関係で盛岡へ出張で帰ってこない。義妹と義父に私だけの3人の食事だが、最近の義父は「食べたり食べなかったり」なので、一応はつくっておくが本人次第にしている。私は、帰ってから食事にしようと思う。
8月6日。おはようがんす。今日は広島に原爆が投下されてから69年目の日。29万人をこえる方が、この原爆で犠牲になったという。核兵器は、戦闘員も非戦闘員も無差別に殺害する非人道的兵器で地上に存在してはならないものだと思う。核抑止力などというまやかしをすてさり、きっぱり廃絶すべきだ。毒ガスは禁止されているのに、核兵器ができないなどということはあってはならないと思う。
昨晩からムシムシした天候で、今日も気温が上がりそうなうえ、湿り気が多く大変。今日の朝食は紅サケの切り身を焼き、ちょっとハンバーグ、インゲンのゴマ和え、湯がいたナスといった感じ。暑いだけにしっかり食べて、今日の農作業。まず田んぼの水見。昨日からかけている水を順次とめる作業だ。土手の草刈りもしないとならない。