全体的に見るとスコアレスドローが妥当な内容。水戸の方がチャンスの数は多かったがフィニッシュのツメの甘さを考えるとそんなところ。高崎が一発決めていれば・・・。
水戸は繋ぐところは繋ぎながらしっかり組織されたサッカーを展開。森村・遠藤といった辺りが良い基点になっていた。あとは下田のしつこい守備が相手には嫌だったように思う。2週間前に見た時よりはだいぶ形になっていた。ラストパスからシュートに至るまでの精度が高まればかなり面白い存在になってくるでしょう。荒田復帰後が楽しみだ。
一方のヴェルディ。土屋・土肥の二人でかなり守れるのでそこの存在感は大きい。攻撃面は今年何度か見た時と同じで大黒だけが危険。展開としては河村がサイドに長いボールを入れてそこからアーリークロスを放る形が主。それを大黒がうまくディフェンスのギャップに入って点で合わせた時が最も得点の予感がした。終盤に投入された河野はドリブルに関してはさすがにJ2レベルで飛び抜けていましたが、プレーエリアがサイド中心で水戸が複数人で囲んでボールを奪いに来たから劇的なスパイスになることはできなかった。
緑の国立は毎度人が少なくて落ち着いているのは良いんですが、5000人しか入らないんだったら駒沢や西ヶ丘あたりでの開催で良いような気がする。それでアウェー席以外の全員にタオマフ配布すれば面白いのに。あとはバックスタンドの無駄な緩衝地帯は絶対いらないと思う。
それでも立地で言えば国立より便利な場所はない。どんより曇り空だったけど何とか雨が降らずに天気が持ちこたえてくれてホッとした。それが一番の収穫かもしれない。