久々に強いなあと感じさせる試合で、気持ちの良い勝ち方でした。結果だけでなく内容も伴うようになってきました。
水曜に続いて完封、守備がしっかりしていました。豊富な運動量で走りまくる甲府の攻撃をうまく吸収して相手のスピードを殺せた事が大きかったです。中盤の構成力の高さが全体的なバランスの良さと安定感を生みました。まずはボランチの青木。ここが第一の壁としてディフェンスラインの前に入る事で守備力が増す。青木の貢献度は本当に高い。それから野沢はやっぱり前でプレーした方が生きる。ピンポイントで合わせた2アシストは見事。ダニーロは使い方次第ですね。スピードは無いけどキープ力と展開力はあるのだから、それが生きるような使い方をすれば確実に戦力になる。この試合のようにリードした終盤の逃げ切り役としては、あのキープ力が一番効きます。
マルキの代役で先発した興梠が凄く頑張っていました。積極的に前に前に行こうとする姿勢を見せ、自身の持ち味であるドリブルをどんどん仕掛け、甲府DFのファールを誘い相手がイエローを何枚も貰う展開を作りました。五輪代表でも活躍してきて欲しい、自分は今回の五輪代表に萬台が入った事が嬉しかったですが、萬台と同様に興梠にも活躍を期待しています。
甲府は左ウイングに入った茂原がパスもドリブルも何でも出来るから恐かったです。まるで水を得た魚のように生き生きしていた。やっぱり茂原は上手い。今回は敵だったけどシゲのプレーが見れてよかったです。
何だかんだで気付けば5月は無敗で終了。新潟戦に続いて今年はなかなか入らなかったセットプレーからの得点も決まるようになり、チームの状態も良くなってきました。1週間のインターバルの後に大分から始まる6月の戦いでも、引き続き良い流れをキープしていきたい。佐々木選手、初ゴールおめでとう。
