朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

「銀のなえし」佐伯泰英著 角川春樹事務所 \667

2006-01-23 13:54:39 | 趣味
2006/01/21 「銀のなえし」佐伯泰英著 角川春樹事務所 \667
      「道場破り」 佐伯泰英著 角川春樹事務所 ¥667

佐伯泰英著 鎌倉河岸捕物控 のno8.no9 です。
 佐伯さんは北九州市出身の作家で、面白いシリーズを文庫本書下ろしで、
8シリーズ 延100冊 出版されています。

 曽根沼南町の丸和内のオオカド書店の若主人は佐伯さんの大ファンでして、
特別の平積み場所を作って、目に付くようにしていました。
 私もこの店で、佐伯泰英さんを知り全シリーズ・全冊 購入愛読しています。

 現代の山手樹一郎 あるいは池波正太郎 と言える作家だと私は位置づけ
しています。
 文章は上手で読みやすく、筋立ても面白く、江戸の雰囲気を感じさせる時代
小説です。
 1編50頁の連続した短編小説が5編をまとめて1冊にしてありますが、
これも子供のころ観た中村錦之助・東千代の助の『笛吹童子』を思い出します。
 東映の短編連続映画で、毎週20分位です。
 毎週楽しみにして観に行ったことでした。
 紙芝居は毎日連続続き物で、楽しみでしたが、映画に食われて早くなくなって
いましたが、それらを想い出すような楽しく懐かしい気分になります。
 今日は光文社『狩り』シリーズ10作目『役者狩り』が本屋に来ました。
 
 多作な人で、多い時には1ヶ月3~4冊発行されます。

 私は読書(完読)100冊を今年の目標の一つにしていますが、中にこう言う
小説を入れると、目標達成は間違いないでしょう。

 本を読むスピードを速くしたい人は、こう言う類の文庫本を読み続けていると
どんどん速くなってきます。

 文字を眼で追っていると、登場人物は演技をしているように、頭の中で、
動き出します。 もう映画を見ているようで、(あ!そっちにいったら危ない)
など思いながら、手に汗を握っている時もあります。

 中学生位に読ませると、本好きの子供が出来そうです。
 健全な小説で、マンガより清潔です。

 本を読む習慣を付けさせるには、本を読む楽しみを知らさなければなりません。
 学校で推薦する課題図書には、まとも過ぎる主人公や、取って付けたような
いたずらっ子が、みみっちい動きをします。
 こういうダイナミックな本を読む子供は、先が楽しみな子供です。
 

 佐伯泰英さんが、直木賞を得て、世間に広く知られオーソライズされた時こそ
読書好きの子供が増える時に思えます。
 しかし文芸春秋社から発行していないから無理かなぁ!


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