2006/01/16-2 闘え日本人 日下公人著
チャーチルは友人への手紙の中で、こう書いている。
「日本人は無理な要求をしても怒らず、反論をしない。
笑みを浮かべてこちらの要求をすんなり呑んでくれる。
しかし、これでは困る。
反論する相手を説得し、ねじ伏せてこそ、政治家の業績なります。
になると言うものだ。
そこで更に無理難題を要求してみると、これも呑んでくれる。
更に、無理を承知で今迄以上の要求すると、日本人は、まったく
別人の顔になって『此れまで譲歩に譲歩を重ねたのに、こんな事を
言うとは話の分らない人だ。ここに至っては刺し違えて死ぬしかない』
と言って突っかって来る」
彼がこう書いているのは、日本が英米に宣戦布告した直後のことです。
*******************************************************************
私達日本人のやり方は、チャーチルの言う通りと思います。
日下さんは、よくこんな話を掘り出してくれます。
「物づくりは、国の基本だ」と言いながら、コストダウンは激しく、
また社会保険負担も重くなり、このままでは刺し違えて自殺だとも
言いたくなります。
私達 製造現場は、1940年代にいます。
「攻勢終末点」という軍事用語も出てきます。
最初は優勢で、調子に乗って、ドンドン攻めていくと、その勢いが
パタリと止まるところがある。
それからは、退却につぐ退却で、そのピークの場所を「攻勢終末点」という。
ナポレオンにとってのモスクワ・日本で言えば、ガダルカナルです。
上原春男先生の『成長限界の原理』限界点です。
アメリカは「攻勢終末点」に入りかけているようだとも言われます。
イラク戦争のあと、アメリカ自体がテロ国家になってイラン・北朝鮮
を滅ぼす方法をとり、それ以降 衰退の時代になりそうとも言われます。
自分自身のことを考えるとき、自分に限界があり、それを意識して
生活するのは、不愉快なことです。
いろいろ手をひろげ、攻勢終末点に至り、引退あるいは転進することは、
会社の定年制のようにも思え、会社の新陳代謝のために必要な事に思えます。
同じ意味でも、単語が変われば、イメージも変わり、悪い事がいい事にも
見えるようになります。そう言う言葉を沢山知れば、政治家ですね?
?
チャーチルは友人への手紙の中で、こう書いている。
「日本人は無理な要求をしても怒らず、反論をしない。
笑みを浮かべてこちらの要求をすんなり呑んでくれる。
しかし、これでは困る。
反論する相手を説得し、ねじ伏せてこそ、政治家の業績なります。
になると言うものだ。
そこで更に無理難題を要求してみると、これも呑んでくれる。
更に、無理を承知で今迄以上の要求すると、日本人は、まったく
別人の顔になって『此れまで譲歩に譲歩を重ねたのに、こんな事を
言うとは話の分らない人だ。ここに至っては刺し違えて死ぬしかない』
と言って突っかって来る」
彼がこう書いているのは、日本が英米に宣戦布告した直後のことです。
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私達日本人のやり方は、チャーチルの言う通りと思います。
日下さんは、よくこんな話を掘り出してくれます。
「物づくりは、国の基本だ」と言いながら、コストダウンは激しく、
また社会保険負担も重くなり、このままでは刺し違えて自殺だとも
言いたくなります。
私達 製造現場は、1940年代にいます。
「攻勢終末点」という軍事用語も出てきます。
最初は優勢で、調子に乗って、ドンドン攻めていくと、その勢いが
パタリと止まるところがある。
それからは、退却につぐ退却で、そのピークの場所を「攻勢終末点」という。
ナポレオンにとってのモスクワ・日本で言えば、ガダルカナルです。
上原春男先生の『成長限界の原理』限界点です。
アメリカは「攻勢終末点」に入りかけているようだとも言われます。
イラク戦争のあと、アメリカ自体がテロ国家になってイラン・北朝鮮
を滅ぼす方法をとり、それ以降 衰退の時代になりそうとも言われます。
自分自身のことを考えるとき、自分に限界があり、それを意識して
生活するのは、不愉快なことです。
いろいろ手をひろげ、攻勢終末点に至り、引退あるいは転進することは、
会社の定年制のようにも思え、会社の新陳代謝のために必要な事に思えます。
同じ意味でも、単語が変われば、イメージも変わり、悪い事がいい事にも
見えるようになります。そう言う言葉を沢山知れば、政治家ですね?
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