朝礼の話題

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刀狩り

2013-02-20 21:57:54 | 21世紀
刀狩り
2013/02/21
 グアム島の無差別殺人犯は、銃器を持ち出さないで良かった。銃を使えばすぐ30人~50人の被害者が出る所です。
 2006年『バージニア工科大学』(バージニア州ブラックスバーグ)で32人を射殺したあと、自分の頭を撃ち抜いて自殺した韓国人学生のチョ・スンヒ(23)。彼は、凶器に使った2挺のセミオート・マティック拳銃を合法的に入手していた。1挺は『ワルサー社』製の22口径拳銃。これは今年の2月に、大学近くの質屋を通じ、州外の販売店から取り寄せて入手したとみられている。そしてもう1挺の『グロック社』製の9ミリ口径拳銃は、銃弾50発とともに先月、バージニア州内の銃砲店で購入したものだったという。
2億数千万挺もの銃が氾濫するといわれるアメリカでは、殺人事件の犠牲者の6割から7割が銃によって殺害されている。自殺や誤射などの事故を含めれば、銃による死者は年間3万人以上。それでもアメリカは、「市民の武装権」を捨てようとしない。
全米ライフル協会 南北戦争に勝った北部出身者、銃販売業者や銃愛好家などにより設立される。アメリカ合衆国憲法修正条項第2条に定められた「武器を所持して携帯する権利」を根拠に、銃規制に反対している。
但しこの条文は州兵の活動の為に定められたものであり(前段「よく規律された民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから」より)、NRAが主張する「国民の無制限な武装権」を認めたものではない、と批判する学説もある。
なお、連邦最高裁判所は2008年7月、同条項を「個人の武装権を認めたもの」とする判決を示した。
豊臣秀吉は、日本の支配者になった後、一般人が刀を持ってはいけないこととし「刀狩り」を実施した。
昭和20年、日本が大東亜戦争で負けた後、アメリカ軍と日本警察は鉄砲等の武器を回収した。疎開で山口県西市にいた私も、河原に鉄砲を山と積み上げガソリン掛けて燃やす光景を覚えています。
理屈と膏薬は何処へでも引っ付くのです。「自衛の権利」とか、「銃が人を殺すのではない。人間が人間を殺すのだ」とか全米ライフル協会は言っていて、それが世論として認められています。
豊臣秀吉や戦後日本警察に出来たことが、アメリカで実行出来ないのは、民族的欠陥があるのだと解釈すべきかも知れません。
武器がなくても、日本のように安全な社会は出来ることを教えないといけませんね。アルカイダやゲリラなどから武器を取り上げ、燃やしましょう。