朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

角界老齢化

2012-04-14 00:53:12 | 21世紀
大関6人
2012/04/14
 鶴竜が大関に昇進し、史上初の6人大関の相撲協会です。
 高齢者が多く現役壮年の少ない日本の厚生年金を象徴するような構成です。
 8勝7敗の勝ち越しすれば、地位安泰というのは、上位に強さが薄れ、人気の無くなる原因になるかも知れません?
 10勝5敗を3場所保たなければ、番付けが下がるという平幕より厳しい基準を作るか? 平幕と同じように7勝8敗一場所で陥落し特別扱いしない扱いにするとかしなければ、無気力相撲が起こるかもしれませんよ?
 3場所計33勝が大関昇進の基準というのも、少し甘いのではないか?
 だから昇進二場所目で、8勝しかできないようです。
 一般企業や公務員では、評価点50点で合格でしょうが、部長・本部長などに昇進すれば70点~80点取らなければ降格などのルールが無ければ、昇進が過剰になり、仕事の出来ない年長幹部が滞留するようになります。
 今の大関6人はそんな状態に思えてさびしい気がします。
 公務員は天下りで、幹部の人数を減らしピラミッド構成の人事組織をつくりましたが、公務員組合の力の強い現在、同一年令同一賃金が普通になり、天下りしても収入の低下しないように、役所から、天下り先に余分の予算を給付し天下り役員に高給を支払わさせています。
 日本全体でも新しい会社を作って、そこで人が働くシステムでなければ、古くからある会社に、幹部が居座り従業員の平均年齢も上がり、無気力な会社になってしまうようです。松下幸之助さんは、2,000社の会社を作り松下グループは成長しました。高度成長時代を作った偉大な経営者の一人です。
 現在のグループ会社としていわれるのは、九電力会社がそれぞれ関連会社を作って、それを原価として計算し、電力料を高くしているシステムです。
 福島原発事故で叩かれて、新年度からの電力会社提供の番組は減るようです。
 赤字を出している、パナソニック・NEC・シャープなども宣伝のテレビ番組が減ることになるのでしょう。テレビ放送会社や番組制作会社・広告会社など、大企業のグループの徒花を咲かせていた企業は淘汰されることでしょう。
 大相撲社会も入ってくる人が多いと辞める人も多く、組織が保たれています。
 日本の産業界も、沢山の企業が設立され、同じような数の企業が解体されるのが正常でしょう。日本の産業政策は保護・倒産防止を極端にいうように感じます。倒産させて、それ以上の企業を設立させるような政策・方針・育成などはあり得ないことでしょうか?強い相撲取りを作り、弱い相撲取りを廃業させてこそ、強い関取の多い、活性化した相撲協会になると感じます。