R193の皆ノ瀬集落を過ぎると追い山(猪猟)が解禁されたようで、猟犬を乗せてきたと想われる軽トラがたくさん停まっていた。
怖いのでかなり通過してから車を降りる。
ヤッホーと叫びたくなるような所で、国有林が伐採されている。
霧越峠(標高762m)はかなり寒い! ここから那賀町海川まで今度は下りが続く。
皆ノ瀬から海川までの25kmは何もない。GSや自動販売機どころかガードレールすらないところが多い。携帯電話は圏外だ!
旧木頭村がまだ海部郡だったころのこの道は、木頭へ塩や米、鰹節、日用品などを運ぶ大動脈だったらしい。
峠には茶店が2軒あり、皆ノ瀬や海川は霧越えの入口として栄えていたそうだ。
私の先祖も仕事を求めて高知から馬をひいてやってきて神野に住みついたらしい。
それが木頭村が那賀郡に編入され、R195が整備されると、R193は、酷道ファンにしか知られない道になってしまった。
おそらく地元の旧海南町民ですら、この道を通ったことがある人は5%もいまい。
いつもはうんざりするワインディングロードもこの日は楽しかった。
海川川東俣
落ち葉の舞い落ちる中をどんどん下っていく。紅葉が美しい! 対向車は一台もこない^^
大轟の滝
海川、平谷といった集落を通過して旧木沢村に入った。土須峠へ向かってさらに悪道を登る。
大釜の滝
普段はほとんど車の通らないR193だが、平日にもかかわらずアマチュアカメラマンの車でいっぱいだった!