そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

百人一首ふたたび

2016年10月18日 |  / 百人一首

2016/10/18

最近、新潮新書の『百人一首の謎を解く〜草野隆著』を読む。わたしがキラー・セオリーと思っている織田正吉氏の『絢爛たる暗号』からどれほど新説が展開されたかと言う興味から読んでみた。
しかし期待はずれで、学者が論文の総括をしているだけで、織田理論には全然触れていない。はっきりいって落胆、草野氏のアプローチは、設定した12の質問に基づいて考察をしており、中には従来されなかった新しい質問も5つあると自慢気だ。織田説に触れていないのは不満だが、学問的な意味で小倉山荘の考察をしたり、蓮生をクライアントと位置づけて考察したり、百人秀歌と百人一首のより深い考察、読み人の官位や坊主の位などを考察したりとそれなりには面白かった。
百人一首の俳句変換をやろうと考えていた矢先だったので、又、ひもとき始めている。
わたしが思うことは、感覚だが、○定家は理科系の頭脳をしている。証明は………?
○織田理論を参考に歌を並べ直し、KJ法的に結論を導き出せないか?
○蓮生について人物をつかむ
○歌の作者の背景を歴史と共に考察をする
○定家の技巧の見事さについて顕彰する
○百人一首についてしゃべれるようにする
○百人一首は俳句化は可能か?
等である。
『江戸川柳で読む百人一首』とか、その他、色々さわって考えていくことにしよう。

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