2014/11/27
「チェ・ゲバラ フィデル・カストロキューバでの革命なして社会主義にと()」
「伝説のフィデル・カストロ死にゆけり齢90死因は不明()」
「最近は米との国交回復し行き来も今は自由になりし(オバマ大統領のとき)」
「古き日のアメ車が今も走りいて懐古主義者の垂涎のまと()」
「カストロは野球が好きで国技並み大リーガーは輸出品かな()」
2016/11/27
040
「紫陽花に秋冷いたる信濃かな
(杉田久女
/紫陽花は夏の季語だが信濃ではどう解釈をすればいいのか
&紫陽花も花期が長くて秋に入る信濃の秋は厳しいという)」
041
「紫陽花や家居の腕に腕時計
(波多野爽波
/家居とは嫁のことかなそうならば腕時計してお出掛けなのか
&珍しく出掛けたる日の紫陽花か)」
042
「足もとに波のきてゐる踊かな
(五十嵐播水
/海岸で盆踊りして興じれば知らぬ間に満ち潮せまる
&播水はどこの人か)」
043
「足もとはもうまつくらや秋の暮
(草間時彦
/こんな句も俳句になるは不思議なりなるのでなくてしたのだと知れ
&人生の終焉に差し掛かったときの句か)」
044
「あせるまじ冬木を切れば芯の紅
(香西照雄
/まだ冬木切っていなくて切ったなら紅い血が出るデジャブ見ており
&真ん中の年輪なるほど血管と解釈すればおもしろき句か)」
045
「あたたかき十一月もすみにけり
(中村草田男
/観測が始まり初の積雪を高尾山では紅葉を飾る
&トランプや朴槿蕾さんの世界には木枯らしが吹きあたたかならず)」
046
「あたたかや布巾にふの字ふつくらと
(片山由美子
/水含む布巾であらずおろしたてもしくは熱を加えし布巾
&太陽に当てた布巾を使うときふわっとそこにある布巾かな)」
047
「頭の中で白い夏野となつてゐる
(高屋窓秋
/夏野とは白きものかな白秋は朱夏と頭で季ずれおこせり
&季ずれでなくて逆転か)」
048
「頭まだ残ってゐたる鵙モス゛の贄
(小原啄葉
/足さえも見たことはなし鵙の贄
&忘れ物する性格がかわいらし鵙の刺したる蛙の頭)」
049
「あたらしき下駄のうれしき地蔵盆
(岸風三楼
/地蔵盆下駄散らばりて脱がれおり
&些細なる行事もうれし地蔵盆)」
2016/11/27
「アゼトウナ黄色輝くひとひらをいつくしむ二人ともに老いつつ(鳥海明子)」
「アゼトウナたぶん菊かと見まがいぬ黄色き小花可憐に咲かす(花言葉:変わらぬ愛)」
「いまの時期小雪次候は朔風が葉を払うらし冬ざれの頃(『朔風葉を払う』)」
「朔風は冬のこの頃吹く風で北風木枯らし等をさしたり(北颪、空っ風など厳しい風が吹く)」
「北風や石を敷きたるロシア町(虚子)」
「北風に糞マリ落としゆく荷馬かな(碧梧桐)」
「から風の吹きからしたる水田かな(桃隣)」
「寝られずやかたへ冷えゆく北下ろし(去来)」