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「海原は恐ろしきもの苦労して悩ましく来た今でさえうまく行かむと壱岐ユキの海人アマの優れた占ウラない固く焼き行こうとするに夢イメのよう旅の空路に別れるあなたは()」
「わたつみの 恐カシコき道を 安けくも なく悩み来て 今だにも 凶モなく行かむと 壱岐イキの海人の 秀ホつ手の占ウラへを 肩焼きて 行かむとするに 夢イメのごと 道の空路に 別れする君(#15.3694)」
「昔より言ひけることの韓国のからくもここに別れするかも(反し歌二首 1/2 #15.3695)」
「昔から言って来たこと韓国の辛くもここで別れちゃうのか()」
「新羅シラギへか家にか帰る壱岐の島行かむたどきも思ひかねつも(反し歌二首 2/2 #15.3696 右の三首は、六鯖(むさば)がよめる挽歌。)」
「新羅へか家に帰るか壹岐の島いく方法が思い浮かばず()」