そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#9.1738-9.1739

2011年02月16日 |  / 万葉集
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「カイツブリ長く潜りて泡吹いて周淮スエの珠名タマナはこりゃいい女 ()」
「くっきりと胸も大きく立派にて腰はくびれて美しくあり()」
「その顔のきらきらしきに花のごと笑みて立てれば人あつまれり()」
「玉ほこの道ゆく人はおのが行く道は行かずに門前に立つ()」
「軒並みの隣の旦那たちまちに 妻と離婚ワカれて鍵さへ渡す()」
「人の皆かく惑へればかさにきてつまり珠名タマナは呆けていたよ()」


「尻長鳥シナガトリ 安房アハに継ぎたる 梓弓 周淮スエの珠名タマナは 胸別ムナワケの 広けき我妹 腰細の すがる娘子ムスメの その顔の きらきらしきに 花のごと 笑みて立てれば 玉ほこの 道ゆく人は おのが行く 道は行かずて 呼ばなくに 門に至りぬ さし並ぶ 隣の君は たちまちに 己妻離カれて 乞はなくに 鍵さへ奉マツる 人の皆 かく惑へれば うちしなひ 寄りてぞ妹は たはれてありける(上総カミツフサの周淮スエの珠名娘子タマナヲトメを詠める歌一首 #9.1738)」

「金門カナドにし人の来立てば夜中にも身はたな知らず出でてぞ逢ひける(また、短歌、#9.1739)」
「金門カナドにて人が立てれば夜中でもわが身さておき迎えて逢える()」
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