貴婦人の靴 2008年12月10日 | 日めくり帖 12/10 「チャウシェスクとチャウシェスクの妻銃殺ののち一万足の靴映されき (永田和宏)」 「イメルダもイメルダの夫ツマ失脚ののち映されしさびしい靴が()」 「イメルダの夫の名前浮かび来ずいかほどたちし失脚ののち()」
手習〔9〕 2008年12月10日 | / 源氏物語 12/10 「こじんまり思えどみんな行きたがる少将・左衛門・童を残す(初瀬参り)」 「尼君を頼りにすれど留守になりしょんぼりすれば文が届けり(中将から)」 「中将の文をご覧になされませ言っても姫は聞こうともせず()」 「端で見る目も痛わしく屈託す碁でもうちては気分も変わる()」 「左衛門が上手と思い白持てば姫が上手で手直しをする()」 「時々は晴れやかにして玉に瑕なきがごとくに振る舞えという()」
手習〔8〕 2008年12月10日 | / 源氏物語 12/10 「荻の葉をたずねる風にまさるほど便りをよこしうるさく思う()」 「男とはかくも一途になれるかとあきらめさせるためにも尼に()」」 「尼君は九月ナガツキになり初瀬へと御礼参りにお出かけになる(浮舟を授かってのお礼)」 「ご一緒に行こうとすれどご気分が悪いといいてお拒みになる()」 「はつせ川ふる川のべに二本ある杉、年を経て又もあひ見ん二本ある杉(古今集)」 「はかなくて夜にふる川のうき瀬にはたづねも行かじ二もとの杉(#92)」 「手習いの反故に混じれる『二本フタモトの』言葉を見つけ姫をからかう()」 「浮舟は図星を刺され赤くなる愛嬌がありきれいに見える()」 「古川の杉のもとだち知らねどもすぎにし人によそへてぞ見る(#93)」