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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

能百番〔89 求塚〕

2008年05月11日 |  / まんが能百番
5/11
「旅の僧津の国生田に来てみれば若菜を摘みに里女くる()」
「求塚、生田のことを尋ねども何もいはずに帰ってしまう()」
「ただひとり残って僧を求塚案内をして由来を語る()」
「その昔菟名日処女が迫られて二者択一に迷い自害を()」
「それを聞き二人の男も後追って死に菟名日は悪者になる()」
「罪背負い菟名日は苦し助けてといいて消えたり塚のなかへと()」
「その夜に塚の前にて弔えば昼間の女現れ語る()」
「自殺した二人の男の亡霊や鴛鴦オシドリつつく菟名日の頭()」
「身を焼かれ八大地獄に苦しんで闇にさまよい塚に帰れる()」
「この菟名日救うに何が必要か特に悪くもないと思えど()」

横笛[2]

2008年05月11日 |  / 源氏物語
5/11
「若君は乳母に抱かれ寝ていたがおきて這い出し裾にまとわる()」
「若君は父母超えて美しく気位も高くて尋常ならず()」
「若君はあんよをなさる頃となり盛った筍取り散らかせり()」
「大殿は尋常ならぬ若君の成り行く様が見届けられぬと()」
「春ごとに花の盛りはありなめどあひ見んことは命なりけり(古今集)」
「憂きふしも忘れずながら呉竹のこは捨てがたきものにぞありける(#14)」
「日が経つにつれて若君美しく生い育てるは憂きふしもなし()」
「若君を見て考える宿世だが姫と柏木口惜しくなる()」