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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

末摘花(5)

2007年05月22日 |  / 源氏物語

2007/05/22


「きたるべき行幸のために宮人は舞や管弦稽古なされり()」

「試楽などと騒ぎし頃に命婦きて『お見限り』だとうそ泣きをする()」

「むやみにもはにかむ人の正体を見てみたいものそんな気になる()」

「とある夜にこそっと忍び覗き見すいたわしさ知る貴人の周り()」

「たったいま来たばかりなる振りをして格子をたたき来意を告げる()」

「雪の朝格子をあげて恨みごと言いて横目で姫をみたれば・・・()」

「容貌や体つきなど通り越し服のセンスも批判のまとに(委細省略)」

「気をつかい色々話をむけたれど口元覆い『ムムッ』というのみ()」

「朝日さす軒の垂氷はとけながらなどかつららの結ぼほるらん(#76)」

「朝日にて軒のつららは融けるけど姫の心はなぜ融けぬぬか()」

「鍵番の翁がよぼよぼ出できたり手際わるけり戸が開けられぬ()」

「ふりにける頭の雪を見る人もおとらず濡らすあさの袖かな(#77)」

「老人の白き髪見るこのわたし冷たくされて泣いてしまえり()」

「空蝉につい比べては思いたり女は品とは関係なしと
 (生まれは末摘花の方が上だが空蝉に未練が残る)」