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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

能百番〔095 楊貴妃〕

2008年05月24日 |  / まんが能百番
5/24
「楊貴妃は玄宗皇帝惑わして国傾けて殺されるなり()」
「玄宗は方士に命じ楊貴妃の魂のありかを探すを命ず()」
「常世なる蓬莱宮で尋ねれば貴妃の居場所は太真殿と()」
「貴妃のいる太真殿でややまてば中から貴妃が現れ出でる()」
「玄宗の悲嘆の様子話せれば貴妃ものべたり恋慕の情を()」
「会ったこと証拠のものを乞いたれば釵を渡すがありきたりだと()」
「皇帝と貴女だけしかわからないそんな言葉を教えてくれと()」
「七夕の夜の二星に誓いたることを教えて舞いはじめたり()」
「楊貴妃は上界に住む仙女だと語って羽衣ウイの曲を舞いたり()」
「形見なる釵を持ちて下界へと帰る方士を貴妃は見送る()」

能百番〔094 熊野〕

2008年05月23日 |  / まんが能百番
5/23
「ついクマノと読んでしまいき熊野ユヤというイメージ違いの能であるらし()」
「かねてより郷里に帰ること願う熊野を離すを宗盛は拒否()」
「熊野のもと田舎の侍女の朝顔が手紙をもってやってきました()」
「便りには母の病が重くなり熊野の帰国を願うものなり()」
「宗盛を訪ね手紙を読み上げて暇を乞えども許されぬなり()」
「時は春宗盛はいう清水に花見の供を命じたり()」
「沿道の花見て思う母のこと寺でも祈る母の身の上()」
「そのうちに宴始まり熊野が舞い途中で急に村雨が降る()」
「花を見て歌詠む熊野を宗盛は感心をして暇を与えり()」

能百番〔093 遊行柳〕

2008年05月20日 |  / まんが能百番
5/20
「この能は西行法師が東北で出会いし柳の能仕立てなり()」
「道のべに清水流れる柳かげしばしとてこそ立ちとまりつれ(西行)」
「一遍の教え受け継ぐ上人は遊行の途中白河に来る()」
「老人が現れ案内旧街道西行詠みし古塚の柳()」
「上人は翁に渡す十念のお札をもらい塚に消えゆく()」
「所のものに柳の謂われ聞きたれば老人がなす奇特を話す()」
「上人が古塚の前で念仏を唱えていれば柳の精が()」
「念仏の功徳によりて草木も成仏できることを喜ぶ()」
「老精は柳のことを本朝や唐の故事引いて語れり()」
「語るうち静かに立って舞いたるがやがて消えゆくいずこともなく()」

能百番〔092 山姥〕

2008年05月19日 |  / まんが能百番
5/19
「山姥は歌舞伎の世界で足柄の金太郎さんの母で出てくる()」
「わが叔母は山姥の歌好きという山また山を駆ける姿が()」
「能にてはもっと抽象した姿、鬼・山・季節・宇宙そのもの()」
「ある遊女曲舞いうまい山姥のあだ名つけらる百万ヒャクマ山姥()」
「この遊女あるとき行ける善光寺境川から険しい道に
(里人の案内で上路道を行く)」
「そのうちに辺りが暗くなってきてどこからとなく女がきたり()」
「その女宿を貸そうと一行を自分の庵に案内したり()」
「宿につき女は望む曲舞を舞えば明かせるわれが山姥()」
「夜が更けてあなたが謡えばわれは舞う約束をして消えてしまいき()」
「夜が更けて百万山姥笛を吹き歌っていると鬼女出る()」
「山姥は深山の様子境涯や山巡りなる話して舞える()」

能百番〔91 八島〕

2008年05月18日 |  / まんが能百番
5/18
「西国を行脚したる僧がいて四国の屋島にやって来るなり()」
「釣りを終え帰る漁老に宿乞えば都の僧と聞きて涙す()」
「源平の屋島の話所望せば目の前のごと話し聞かせり()」
「余りにもリアルに話す名を問えば義経の名を匂わし消える()」
「旅寝する僧の枕に義経が現れ語る弓流しのこと()」
「義経は屋島の海で弓流し平家の武士に笑われたらし()」
「修羅の道歩める彼の苦しさや激しい戦の様子を語る()」
「この世にて戦いをすりゃ修羅の道行くことになるあの世では()」
「夜明け頃夢から覚めて気か付けば亡霊たちも去りて消えたり()」