暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

このところ天気が定まらない

2019年08月03日 00時20分12秒 | 日常

 

一週間ほど前だったかオランダでは史上最高気温40.7度を二日連続で記録したのにこの3,4日はそれまでの熱帯日から一転して20℃ぐらいの、時には10分毎にザーッと降ったりピカッと晴れたりするような日が続いている。

一昨日の昼、友人カップルと町のレストランでランチを摂りお喋りをするべく約束していたものが土砂降りの雨の中を自転車を漕いで出かける羽目になった。 その友達にはこれから2か月か3か月先になる自分の葬式でスピーチをしてもらうように頼み、2か月前に我々がバルト海のクルーズに出かけていた時には彼らも同じようなコースを列車で移動して旅行していたのでそのときの話を写真を交え互いに行った場所の情報・印象をすり合わせ駄弁った。 ボトボトに濡れたレーンコートやポンチョを脱いでレストランに入りそこで3時間ほど過ごしている間には外では陽が射していたり雨が止んでいたことも何回かあったけれどそのレストランを出るときにはまた来たときと同じような土砂降りになり、そんな空模様に何とも腹立たしい思いをしたのだったがそんなことはこの半年か1年には経験のないことだった。 もっとも、それというのも外に出る前には予めネットで雲の様子を見ておいて出ていたから降りそうなときは出かけなかったり濡れないように車やバスでように出かけていたものが今の時期、そんなレーダー画像でも雲の様子が細かく早く移動して場所によっては集中合的になり、それは普通の気団の移動に比べて予想ができにくいものとなっている。 つまり一日のうちで何度も降ったり止んだり、晴れたり曇ったり、がいつどこで起こるのかも分からず、またそれが繰り返されることになるようだ。 それは昨日も今日もそうだった。

昨日高校時代からの友人がロンドン経由でオランダに来た。 大企業を早期定年して讃岐でうどん屋をしている男だ。 イギリスに長く住んでいる娘に孫が出来たので夫婦で顔を見に来たついでに我が家に寄ったのだったがオランダに来たのだから自転車で田舎を見て回りたいという希望があり、昨日そのお膳立てをしておいた。 サイクリングで15kmぐらいのコースを準備し、周りには牧草地しかないところを走り運河沿いのレストランで夕食を摂る。 帰りは6kmほど運河沿いに走り我が家に戻る、というものだった。 それも天気が良ければの話、雨が降ればそれも出来ず車でレストラン往復のつまらないものとなる。 彼らは午後遅くライデンに来て翌日、つまり今日の昼スキポールに向かいロンドンに戻る。 そして昨日今日の天気予報は予想がつかずこの何日かのパターンを繰り返す。 昨日の午前中はよく雨が降った。 午後になり雨は止みすこしづつ雲の間に青いものが見えるようになったから彼らが自宅に着いたときにはそれから4,5時間は降らないようすだったからレインコートの用意をして運河沿いに6km走ってサイクリングでレストランに行った。 自転車に慣れない夫婦にとっては旅の疲れもありサイクリングはすこしきつかったようだ。 3時間ほどの会食で適当にアルコールも入り帰りのサイクリングは無理だと判断して娘に車で夫婦をホテルまで送ってもらい我々は自転車で大分暮れるのが早くなった10時の空を眺めながらペダルを漕いで帰宅した。

今日は朝から小雨が降った。 彼らがスキポール向かう電車に乗るまで2時間ほど時間があったのでライデン駅前のホテルに自転車で出かけ近くを散策することにした。 ホテルのロビーでコーヒーを飲んでいる時ザーッときて小学生の団体が雨宿りの為に走り込んできた。 そのまま10分ほど待っていると止んだので外に出た。 3,4時間あれば市内をブラブラしながら色々なところを観光案内できるのだが空模様を見ながらの、時間を気にしながらの散策だった。 レンブラントの誕生の地とレンブラントの親が持っていた風車からシーボルトが日本から持って来た樹木・植物が植わっているライデン大学の植物園に来た時にまたザーッと降ってきて一時雨宿りをしなければならなかったもののそれも小ぶりになり、そのうち止んだからシーボルト博物館の前を通って駅まで案内した。 雨が降っていなければあと何か所か案内できたのにそれも出来なかった。 友達をプラットホームで見送り帰宅するとまた雨がザーザー降り出しそのまま夕方まで続いた。 

今の時期こんなこともあるのは今までの例でも分かっていることでもあるのだが自分のこととなると晴れ間ばかり期待する。 そして晴れても1週間前のようなうだるような熱帯日は敬遠する。 昔こどもたちがまだ小さい時オランダ国内のキャンプ地でテントを張って10日ほどすごしたことがあったけれどその年の夏は不順でその10日ほど殆ど雨の中ですごしビチョビチョ降る音をテントの中で聴いて眠ったことを想い出す。 日頃はそんなことを忘れているけれどこういう不順な日が続くと思い出す。 フランスの田舎でもそういうこともあったしチロルの山村でもそういうことがあった。 考えてみればそんなことは大概今のバカンスの時期だったのだ。 ということは、こういうことは例外ではないという事だ。 

この雨も友人たちと会う約束がなければ外に出ず家に引きこもっていたはずが、友人たちとのうれしい邂逅があればこそ、そんな雨など何のこともない。 



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